ベネチア映画祭に出品され話題に。
9月10日、銀座ガスホールにて「AIKI」完成披露試写会が行われ、監督、出演者の舞台挨拶が行われた。
当時、天願大介監督、加藤晴彦さん、ともさかりえさん、石橋凌さんが出席、撮影の苦労話などが語られた。

002年11月30日よりテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国お正月拡大ロードショー公開







−−−−ベネチア国際映画祭の時の様子は?
天願大介監督 「上映で一般客が反応を見るのは初めてで、ものすごく気になっていたんですが、映画が始まってあまり時間が経たないうちに、なぜが上映が中断しまして、一緒に来てくれた加藤くんと、ふたりで、再開されるまで舞台の前で踊ろうかと言ってたんです。」

−−−−もしかして踊ったんですか?
天願大介監督 「いえいえ、上映がすぐに再開されたので、踊らずに済みました。お客の反応がとても好感触でよかったと本当に思いました。」

−−−−監督は合気柔術についてはそうとう勉強されたとそうで
天願大介監督 「結果的に10年かかってしまいました。いまでも勉強は続いていて、もう10年になりますが、この10年間でこの作品が出来たので、きっと次回作は10年後に作品が出来れば良いと思っています。」

−−−−加藤さんは出演されて感想を。
加藤晴彦 「学ばなければならなかったことは、ボクシングから、車いす、合気柔術とありまして、昨年の9月、10月くらいから勉強しました。自分の全て出し切って取り組んでました。それしか頭になかった時期で、この映画を三回見て三回とも泣いてしまいました。」

−−−−今までと異なる役を演じたのでは?
ともさかりえ 「ギャンブラーでもバイトは巫女さん、そして神出鬼没。実際の自分の生活とはかなりかけ離れた役だったのでとても新鮮でした。」

−−−−先生役の石橋凌さん、感想を。
石橋凌 「いつもは、ほかの作品では武器を持っている役柄が多いのですが、武器を持たない役作りがどうしたら良いのか悩みました。監督が10年勉強して映画を作ったと聞いて、役をつくるまであと5年待ってくれ!と、思いましたね。」

完成まで10年、天願大介監督の自信作は、海外でも話題に、日本での公開は、2002年11月30日よりテアトル新宿、シネ・リーブル池袋ほか全国お正月拡大ロードショー公開されます。

執筆者

外川康弘

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