超満員!こんなに来ていただいていいの?「贅沢な骨」初日舞台挨拶
劇場初公開作品『ひまわり』が2000年釜山国際映画祭・批評家連盟賞受賞作品で注目を集める行定勲監督。一昨年に主演の永瀬正敏、そして『ひまわり』以来監督作品世界に共感し脚本段階より積極的に参加した麻生久美子らによって出演者、スタッフが自主映画的な雰囲気で完成。
撮影現場では、自らスチールカメラマンとして撮影を担当した永瀬正敏さんの写真集も映画完成と同時に発売されるなど、やりたいことがやれたと出演者、スタッフが皆、感じる作品になった。
初日は、早朝から整理券が発行され、300枚の限定で上映前からソールドアウトになるくらいの人気、この日の都内は、個性派の監督の新作日本映画が多数封切られる中で、一番の人気ではないかと思う。
行定監督 「こんなに集まっていただき、初体験です。」
麻生久美子 「こんなにお客さんの集まる映画じゃないと・・・・(笑)思っていたのですが、去年の夏に撮影した作品で楽しんでいってください。」
つぐみ 「自主映画っぽく作っていたので、初日にこんなに人がたくさん来てくれるなんて感激しています。」
永瀬正敏 「うれしいです、ほんとうにうれしいです。この映画は、行定監督と映画の好きなスタッフとキャストが監督のもとに集まって作った作品なので、この映画を愛していただければうれしいです。
会場は、入りきれないくらいの満員で、テアトル新宿お馴染みの座布団が配られ通路にも通れないくらいの人で、埋まってしましました。
−−−監督との共同作業はどうでした?
永瀬正敏 「監督の中にあった世界に参加させてもらったという感じなので、このような作品が作れたというだけで満足です。」
−−−監督と共演者について
麻生久美子 「監督とは、2本目と未完成の作品が1つ、とても演じやすい監督なので、とても楽しかったです。永瀬さんとは、3本目で大先輩なので、共演してとても勉強になります。つぐみちゃんは、見て判るとおり一番最初に見て凄いかわいい子だなぁと感じて、話しをしていてもかわいいんで楽しい現場でした。」
−−−監督とは、初めての仕事でしたがどうでしたか?
つぐみ 「監督と役者という形では初めてでしたが、以前「四月物語」という作品で助監督とされていて、今回のような行定さんの世界感が好きで、その空気を感じることができてとても幸せでした。役に関しては、今まで演じてきた役とは正反対だったので、台本を頂いたときに自分には、初挑戦の役だったので、がんばりました。」
−−−これから見られる方へメッセージを
行定監督 「一昨年から永瀬さんと一緒にコーラやジュースを飲みながら考えてきた作品で、ほんとうに背中を押されるように映画を作る上で、勇気を与えられて、二人の女優さんたちにもスタッフと同じような形で、支えられてきた作品だと思います。スクリーンの中では演じているかもしれませんが、スタッフとなんら変わりなく一緒に作った作品で、1年かけて作った記録のようなものです。」
執筆者
外川康弘