アメリカで、興行記録をぬりかえる大ヒット上映中の『ハムナプトラ2/黄金のピラミッド』のジャパン・プレミアが、5月23日の夜、東京国際フォーラムのホールCにて開催、主人公リック・オコネル役のブレンダン・フレイザーの舞台挨拶が行われた。
 この夏最大の話題作のお披露目とあって各界の著名人の姿も見られた会場は、ロビーに飾られたエジプトの神像や柱を模したオブジェが華やかなムードを醸し出し、また観客のこれから体験する作品への期待と高揚感に包まれていた。











「ブレン!」「ブレンダン!」というファンからの歓声の中、舞台に立ったブレンダン・フレイザーは、こちらではベージュのスーツ姿。「この作品を東京プレミアで、自分自身が紹介できるのはとても嬉しい」と挨拶したのに続き、これから上映される作品について「前作のほとんどのキャストが集結し、さらに特殊効果がアップしているこの映画は、正直のところ1作目よりもいい映画になっていると思うよ。さぁ、今のうちに深呼吸をしておいて。映画の間は、息なんて出来ないよ、シート・ベルトも忘れずに。女の子は、男の子にしがみついて、男の子は指の隙間から見届けてね(笑)。最後まで楽しんでください!」と、ユーモラスな身振りを交えつつも、確かな自信に裏打ちされた様子で会場に呼びかけた。

 ブレンダンの挨拶に続き、舞台には女優の菊川怜がプレゼンターとして登場。両手に抱えた大きな花束を手渡す菊川に、実にさりげなくその左右の頬に、親愛のこもったキスをするブレンダン。またもや会場の女性ファンから、「いいな、いいなぁ…」の声が上がる。感激のあまり、しばし言葉を失っていた菊川だが、「映画でも素敵でしたが、生の方が数百倍素敵です。アメリカで活躍されている俳優さんと、直接会うのも初めてで今日は楽しみにしていました。これから『ハムナプトラ2』を観るのが、とても楽しみです」と、その場の感動を語った。そんな菊川に、花束の中のバラを一輪抜くと、プレゼントするブレンダン。その嘘偽りの無いジェントル・マンぶりは、彼が作品で演じている純粋なキャラクターそのものを感じさせた。最後にもう一度、ブレンダンは「2作目の方がより楽しいことを、保証するよ。楽しんでください」と観客に語ると、数本のバラの花をファンに向かって投げて舞台を後にした。

 最後に、この日会場で作品を楽しまれた方のコメントを紹介しよう。

吉村作治(早稲田大学教授)
「とにかく、迫力とかが凄いよね。ゲームをやってるみたいで、びっくりしたよ。若い人は何度でも観るんじゃないかな。言葉や考証の細かいことを言い出すとキリがないけど、娯楽作品として最高だよ。それに、宗教的なバック・ボーンも描かれていたりで、押さえるべきところは押さえているって感じだね。本業の方では、また夏にエジプトに行くけど、こんなにかっこよくはいかないよ(笑)。」

菊川怜(俳優)
「お互いに、愛し愛され、助け助けられての夫婦の関係がいいですよね。笑いあり、涙あり、スリルあり、アクションも見応えがあって、本当に間違い無く面白いです。絶対にお勧め。」

執筆者

宮田晴夫

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