“1回観ただけじゃ、わからない”ふれこみの雑賀俊郎監督「クリスマス・イヴ」が27日、シネマカリテで最終日を迎えました。当日は監督以下、主演の黒坂真美さん、山村アキラさん、渡瀬美遊、小柴亮介さんの舞台挨拶についで、公開記念オークションの落札発表が。黒坂さんご提供の星柄アルミケースが2万円、布バッグが3万5000円と高値で落札。当日、落札者の多くが劇場にリピートしており、人気の高さが見受けられました。監督いわく「『2001年宇宙の旅』を最初に観た時、わからなかった。2度目に観た時やっとわかって、3度目で傑作だと思った。これもそういう作品です（笑）」。









舞台挨拶で「ホラーと思われるのは嫌なんですね（笑）。私は究極のラブストーリーだと思っています」と語った黒坂さん。恐怖と錯覚の合間で微妙な女性心理を演じきった彼女に早くも熱烈なファンが殺到。劇場ロビーに飾られていた数々のオークション品は、黒坂真美ご提供の品が最高値となりました。黒坂さんが劇中で着ていた血のり付きのパーカーが3万5000円、どこでも買えない「クリスマス・イヴ」オリジナルＣＤが1万2800円、黒坂さんの私物だった布バッグが3万5000円、星柄のアルミケースが2万円。ちなみに監督の思い入れの強かったバストの特殊メイクは3050円とお安い感じで。劇場にいたラッキーな落札者は黒坂さん本人から商品の受け渡しを。また、脚本家の最合のぼるさんも飛び入りで駆けつけ、主演女優に花束贈呈の1シーンもありました。
劇場公開は1週間のみだった「クリスマス・イヴ」ですが、5月上旬にはＷＯＷＯＷで、8月にはＤＶＤ発売のほか、監督によると12月24日に劇場上映を考えているとか。あなたは何度観ますか？

執筆者

寺島まりこ

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作品紹介
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