絶対、アナタも泣いてしまう!!試写会でも97%が涙した本広克行監督「サトラレ TRIBUTE to SAD GENIUS」が17日、ニュー東宝シネマで公開になりました。サトラレとは“周囲の人々に考えていることが全て伝わってしまう人間”のこと。本人だけはサトラレであることを知らされず、天才ゆえに社会からは過剰に守られる——切ない主人公を安藤政信が熱演、母性本能をくすぐりまくります。ファン殺しとも言うべき本編の、初日挨拶となれば嬌声飛び交うひと騒動。顔を真っ赤にして照れた安藤政信をはじめ、本広監督、共演の鈴木京香、内山理名、寺尾聰、八千草薫が壇上に上がりました。







「踊る大捜査線 The Movie」、「スペーストラベラーズ」とエンターティメントに徹する本広監督が今回、前面に出したのは“泣き”の要素。キャアキャアと破裂しそうな客席とあっては予想だにできないけれど、「涙がこぼれた人、手を挙げて!!」で大多数が挙手しました。「はぁ!まんまとしてやられましたねぇ(笑)」と監督はニヤリ。出演の内山理名も「泣いてしまいました」とコメント。
話し始めるや“超キレー”の声があがった鈴木京香さん、「ここにいる皆さん、すごくニコニコしていらっしゃってて映画も楽しんでもらえたんだ(注:挨拶は上映後に行われた)とわかって大感激です」。寺尾聰さんが「安藤くんのブレイクぶりを実に気持ち良く感じています。この映画を通じて日本中に安藤ブレイクを広げて欲しいです」と言えば、劇中で安藤くんの祖母を演じた八千草薫さんは「孫の健一にすごい声援くださってありがとうございました」と頭を下げます。
さて。熱狂のもとの張本人、安藤政信はいかに。「うまい挨拶できないんですけど…」と顔を赤くしつつ、目線を落とし、手で顎や頬を触りつつ、そわそわしながらも、ものすごく嬉しそうなのでした。

執筆者

寺島まりこ

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