ハンニバル・レクター博士ことアンソニー・ホプキンスがパンテオンに登場!欧米20カ国以上で№1記録更新中のリドリー・スコット監督「ハンニバル」が4月公開に先駆け、5日、プレミア試写会を行いました。プレミアのその名の通り、当日はプロデューサーのディノ・デ・ラウレンティス、マーサ・デ・ラウレンティス、そして日本が24年ぶりというアンソニー・ホプキンスがゲスト出演。「この映画を作るのはとても楽しかった。同じように皆さんにも楽しんでもらええると嬉しい」(ホプキンス)。日中に行われた記者会見よりもリラックスしていたホプキンス。劇中、レクター博士がつぶやく「オキドキ」を去り際に残してくれました。




「2作目の製作は予期していなかった。歳月も経っていたしね。10年ぶりのレクターでしたが、役の中に入るのはそう難しくなかった」(ホプキンス)。マーサ・デ・ラウレンティスいわく、“彼は博士をおいしく演じた”。「恐ろしい場面もありますが、ホプキンスの演技はユーモアとサスペンスとインテリジェントに溢れています。アドリブもいっぱいありますしね」。特に意味はないのに、語感が奇妙に残る『オキドキ』もそのひとつ。
 映画と原作のラストが違う「ハンニバル」ですが、「映画の方が本よりいいです(笑)。これは、ジョークじゃない。原作のトマス・ハリス自身、“私の本よりいい!”と太鼓判を押したんですから」(ディノ・デ・ラウレンティス)。
舞台となるフィレンツェは映画の重要なキャラクターというディノ氏。「3作目は東京で撮影するかも」とファンには感激ものの発言を残しました。

執筆者

寺島まりこ