『<サド&マゾ>匂ひ立つ官能、新世紀エクスタシー』渋谷ユーロスペースで行われている小沼勝監督特集も6週目。定番になったトークショーも本日が最後。場内は立ち見も出る程の盛況ぶり。壇上に上がったのは小沼勝監督ご本人と、その監督とコンビを組まれた脚本家の中島丈博、そして映画評論家の山根貞男。三人の口から次々と明かされる日活ロマンポルノの舞台裏!今だから言える新事実が色々披露された。                        





渋谷ユーロスペースで行われている、大好評の小沼勝監督特集『<サド&マゾ>匂ひ立つ官能、新世紀エクスタシー』。毎回毎回立ち見が出るほどの人気のトークショーは本日で最後となる。観客の6割近くが女性のようで、あらためて驚かされた。
毎週行われていたトークショーで必ず語られるのが、小沼監督作品の幻想的な映像美や、その芸術性。機会があれば是非一度ご覧頂きたい。
さて、その撮影の裏側はと言うと・・・
「『昼下がりの情事・古都曼陀羅』なんかね、色々なお寺さんの中で撮るでしょ。普通の所はまず断られるんだけど、以外と国宝級の所はお金を払えばOKなんですよ。だから一般の方がいない時を見計らって、カメラが庭に下りて・・・それっ、てね」(小沼監督)。
「そういえば男優の中にNO.1ホストの方がいてね、ロケ代とか色々出してもらったりしましたよ。まぁ実際にはそいつのパトロンが出してくれたんだけど。当時は予算が少なかった分、そういう形でやりくりしてたもんです」(中島さん)。
「中島さんと飲みに行く時の噂がありましてね、彼にチュウ(キス)されなければ、一人前の監督になれない、て言われていたんです。だから私はドキドキしながら中島さんと飲んでいました。・・・結局されなかったんですけど(笑)」(小沼監督)。
「そりゃ、可愛い子じゃなきゃ嫌ですよ(笑)」(中島さん)。

観客席から何度も笑い声が上げる。時間一杯に行われた最後のトークショーは、名残惜しげに終了した。

執筆者

永見 憲宏