バレンタインデーの一日前の新宿高島屋デパートで「平成ガメラシリーズDVD発売記念」記者会見&トークショーが行われた。バレンタイン・イブらしく華やかに、ゲストは映画に出演した中山忍、山咲千里、安藤希ら美しい女優達であった。あ、もちろん金子修介監督も(笑)。それと忘れてはならないのがガメラ(3の時の)!その造形美には山咲千里さんもあらためて感動していました。
 会見では撮影時の裏話、バレンタインデーの思い出などが語られた。
 記者会見が終わるとトークショーとなった。三人の女優が口を揃えて「終始和やかな、楽しい現場でした」と語っていた。監督の優しい人柄が現場の空気をそうさせていたようである。
  





ゲストは「ガメラ1・2・3」の金子修介監督、長賀峰役の中山忍(「ガメラ1・ガメラ3」)、内情報調査官・朝倉役の山咲千里(「ガメラ3」)、守部龍成の妹・美雪役の安藤希(「ガメラ3」)、そしてガメラ(「ガメラ1・ガメラ2・ガメラ3」)。
 監督は取材する側を撮るつもりで、わざわざカメラ持参での登場。
それぞれの撮影時、公開時の思い出などが語られた。「印象に残っているのは3の京都駅崩壊のシーンですね。山咲千里さん、藤谷あやこちゃん、前田愛ちゃんと一緒に昼夜逆転の生活をしていまして、そういう時は女の子で固まって、椅子を持ち合い固まり、今まで生きてきた中で一番恥ずかしかった事を話したりと、まるで修学旅行みたいでした」(中山さん)。「出演が決まると知り合いの男性達から『ポスターはどうなっているんだ?』『グッズは何があるんだ?』といろいろ聞かれ、あらためて人気の高さを実感しました。外国へ行ってもそうでしたね」(山咲さん)。「撮影はもう二年半前で、何もわからないまま参加していました。前田あいちゃんとの撮影しかなく、実際期間も短かったんですけど、とても楽しかったです」(安藤さん)。
 DVD特典紹介、5.1chサラウンドスピーカー実体験の後、副音声でコメンタリィを務めた事などを金子監督、中山忍さんそれぞれが感想を述べた。「画面を見ながらコメントする訳ですけど、見入っちゃうんですね、つい。会話が止まっちゃう」(金子監督)。「コメンタリィというものが初めてだったので戸惑いました」(中山さん)。司会の方が出演者のコメンタリィは珍しいと伝えると、「そうだったんですか?」(中山さん)





記者会見が終わると、場所を変えてのトークショーとなった。DVDになった『ガメラ』のどこを観て欲しいかを聞かれ、それぞれがそれに答えた。「監督というのは何度も何度も観ているので、そういう監督の気持ちが伝わればな・・・と」(金子監督)。「福岡ドームのシーンで、ギャオスが撮影時よりも怖く撮れていて、特撮映画の面白さを知りました。だから福岡ドームのシーンですね」(中山さん)。「ガメラが以外とカワイイ格好をするアクションの所。それと一番の見所は私がガメラに踏まれるシーン!(笑)」(山咲さん)。「私は実際にガメラと一緒のシーンが無いので、DVDではガメラが暴れているシーンが見られればいいかな・・・て」(安藤さん)。
 女優三人に金子監督についてどう思うかを問うと・・・。「とにかく優しくて穏やかな人。何も怒られないから、それが逆に不安になる時も・・・。それと山咲さんと話す時、鼻の下が伸びている時が・・・(笑)」(中山さん)。「現場にカワイイ、アップリケの付いたシャツを着て来られると、緊張感が削がれるわ」(山咲さん)。「細かい所についてあまり言わない監督さんです」(安藤さん)。・・・監督イジメられていました。
 後半には助監督の村上さんも壇上に上がる一幕も。
 ステージバックのプロジェクターでは劇中の名シーンが流れ、ついつい目を奪われてしまう。迫力あるプロモーションも上映され、思わずその場でDVD予約してしまいそうになった。
 この日、ファンの方々にとってはまさに、うれしいバレンタイン・プレゼントとなったのではないだろうか。 
 

執筆者

永見 憲宏