日本の離婚率って知ってますか。2分に1組が離婚してるってご存知でしょうか。社会問題となって久しい離婚を、コミカルに時に感動的に俊英、向井寛監督が映画化します。1月29日に京王プラザホテルで行われた「Last Dance —離婚式—」の製作発表には出演の小川真由美さん、川崎麻世さん、山咲千里さん、大河内奈々子さんほかが登場。ロードムービーの形式を取った本作はタイトル通り、離婚予備軍100組のダンスシーンも盛り込まれるそうです。協力にあたった社団法人ダンス協会も「『shall we ダンス?』と違った意味でダンスの楽しさを伝えられる作品になると確信しています」とのこと。






「豪華客船に100組の離婚予備軍を集めまして、悲喜こもごもの、極限のなかのドラマをやってみたい。自分とは何かと問いかけていくような…」(向監督)。10日間のクルーズ中、キリキリしたカップル100組にダンスを教える先生役に小川真由美さん。「夫婦たちを厳しくしごくんですが、よく言うのが“支え合え!”、“自分のことを考えるな!”なんですよ」。ダンスをうまく踊るためには夫婦が仲良くしなくちゃならない、お互いを理解し、苦難を乗り越え、うまくなっていくさまは夫婦の感覚とよく似ているとはダンス協会の談。
主人公りかを演じるのは大河内奈々子さん。「私自身、結婚もまだなので、離婚がどういうことなのかよくわからないところもあります。それは劇中のりかも同じ。未婚者が一番聞きたいところを夫婦に問い掛けていくんです」。
劇中でも離婚まぎわの俳優の役という川崎麻世さんは「最初に話を頂いた時はなんてタイムリーなんだろう、なんで俺なんだと思ったんですが(笑)、台本を読んで面白いので参加したくなりました。(自分の)離婚騒動は仕事に少しは役立ったのかな」とコメント。一方、まだまだ新婚の山咲千里さん。「別れると決断するのはたやすいですけど、そうじゃない関係を保たせる何かをこの映画を通して見つけられたら、と思っています」。

執筆者

寺島まりこ