この映画『シェンムー THE MOVIE』は、アメリカ版『シェンムー 一章 横須賀』ゲームの、繊細で奇麗な3DCGによる約3時間半のムービーシーンと、プレイヤーが操作する対戦格闘などのゲームシーンを元に、90分の映画作品に仕上げたもので、今回は、デジタル映像のクオリティを生かすため、DLP方式で上映されたもの。

プロデューサーの鈴木 裕と、国内版で芭月 涼の声を担当した松風雅也、ヒロイン、玲莎花(レイ・シェンファ)役の石垣はづき、涼の強力なライバル、刃武鷹(レン・ウーイン)役の萩原匠がゲスト出演したイベントの模様を紹介する。








会場では、ゲームBGMが流れる中作品のカラーイラストが展示され、上映前から『シェンムー』の世界を演出。胡弓による「シェンムー メインテーマ」生演奏の後、主人公「芭月 涼(はづき りょう)」が、様々な人と出会い成長しながら、父・巌(いわお)の仇と彼の死の原因となった偵#37857;薙#12398;謎を追い求める物語を、大勢のファンが堪能した。

上映後には、鈴木 裕と、国内版で芭月 涼の声を担当した松風雅也、ヒロイン、玲莎花(レイ・シェンファ)役の石垣はづき、涼の強力なライバル、刃武鷹(レン・ウーイン)役の萩原匠がステージに登場。鈴木は「映画化のきっかけは、ゲームをやらない人たちも映像なら『シェンムー』の世界を楽しめると思ったから。思っていた以上に上手くまとまった。アメリカ版の逆輸入や国内版の映画化なども含めて、本格的にこの映画を全国の劇場で公開したい」とコメント。『シェンムーII』で3人の女性キャラクターが登場することについては、「『シェンムー』の女性キャラクターは、映画『寅さん』シリーズのマドンナ的存在で、『II』では、涼と、同世代、妹、お姉さんと幅広くした」と紹介。

また、国内版で芭月 涼の声を担当した松風雅也、『II』で運命的な出会いをするヒロイン、玲莎花(レイ・シェンファ)役の石垣はづき、涼の強力なライバルで『II』で初登場をする刃武鷹(レン・ウーイン)役の萩原匠がゲストとして応援にかけつけた。

この映画について、「ゲームでしか楽しめなかったお話しが、違った形でじっくり見ていただけるのはすごく嬉しい」(松風)、「映画になって、家のテレビでやっていたシーンを大きなスクリーンで見るのは不思議な感じがした」(石垣)「ゲームの映像をじっくり見たくて、自分で編集したことがあるので、映画化はうれしい」(萩原)とコメント。

このほか、『シェンムーII』のムービーシーンから、玲莎花や刃武鷹の登場シーンや、ゲームの舞台となる中国の町並みや自然を抜粋して上映。『I』以上に奇麗な3DCGには、ファンも静かに見惚れるばかり。

そのアフレコについて、松風は「シェンファやレンに会うのを楽しみにしていた。いつ会えるのか?って(笑)。その分、がんばって収録できた」など、映像上映とプロデューサーの鈴木の解説を交えて、様々な秘話を紹介し、ファンも熱心に聞き入っていた。

また、『シェンムーII』の発売時期について、鈴木は「秋ごろまでには出したい」と発表し、ファンも期待を大きくしていた。

執筆者

TAISUKE SAITOU

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