一つは、誘拐から身代金の受け取りまでを24時間以内に完了させること。もう一つは、30分ごとの連絡(コール)が人質の命綱であることを被害者たちに思い知らせ、完全に抵抗する気力を奪ってしまうことだ。そんなヒッキー一味が5番目に選んだ標的—。それは、オレゴン州のポートランドで両親の温かな愛情に包まれて暮らす、6歳の少女アビーだった…。
『アイ・アム・サム』でショーン・ペンの娘役を演じ、世界中を感動の涙に包み込んだダコタ・ファニング。いまやハーレイ・ジョエル・オスメントをもしのぐ売れっこ子役となった彼女が、誘拐の魔の手にさらされる話題作が登場。

最新作『コール』主演するダコダ・ファニング オフィシャルインタビューをご紹介します。

2003年12月20日(土)より、丸の内プラゼール他全国松竹・東急系にてロードショー





−−本作『コール』に出演するに至った経緯を教えてください。
脚本をもらって読んで、オーディションに行ったの。
そこでキャスティング・ディレクターに、台本読みのテストと演技のテストを受けたわ。そしたらその日のうちに「君に決まったよ」と言われて本当に信じられないくらい嬉しかった。

−−脚本を読んでどう思われましたか?
今回が2作品目でサスペンスは初挑戦だったから面白そうだと思ったの。監督には演技についていろいろ教わりました。

−−撮影中印象に残ることなどありましたか?また、演技する上で苦労した点はありましたか?
一番難しかったのは喘息(ぜんそく)のシーン。これをいかにリアルに表現するかが大変だったわ。だって、きっと本当に喘息を持っている人も観ると思うし。どうしたら本物に見えるか考えたわ。

−−台詞はどう覚えているんですか?
シャーリズ・セロンはアドリブが多いから、私も台詞は完璧には覚えなかったの。大まかに覚えておいて、あとはアドリブにあわせて台詞を言っていくことが多かったわ。

−−本作の見所はどこでしょう?
ぜんぶ皆さんに気に入ってもらえると良いと思います。
撮影はシーンごとにバラバラに撮っていったからどんな風に出来上がるか分からなかったけど、映像を観たときには「完璧だわ!」って思った。本当に嬉しかったわ。

−−今後どういった役に挑戦していきたいですか?
そうね、色々やってみたいわ。
今までドラマ、サスペンス、コメディとやってきてるけど、もう1回ぜんぶやってみても良いと思います。

2003年12月20日(土)より、丸の内プラゼール他全国松竹・東急系にてロードショー

執筆者

Yasuhiro Togawa

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