世界中で1億部を売り尽くし、幅広い層から愛され続けてきた『ハリーポッターと賢者の石』の映画化作品が遂に完成。11月16日から公開された全米では過去3日間の興行収入を塗り替える9351万ドルを記録し、イギリス、台湾等でも次々と歴代興行成績を塗り替える大ヒット中だ。
 我が国でも前売券発売状況新記録を更新するなど、12月1日のロードショー公開に向けてますます話題が加熱していく『ハリー・ポッターと賢者の石』のジャパン・プレミア試写会が、著名人多数を含む4000人の招待客が集まる中、盛況のうちに開催された。









 東京国際フォーラムホールAの入り口前には、開場時間の1時間前にすでに多くの一般観客が集まっている。しかも、多くのお客さんが魔法学園の制服である黒マント姿で観に来られている。しっかりと眼鏡の金具をテープで止めていたり、白い梟や箒を抱えて、思い思いに魔法世界の住人になりきっている。受付前にいらしたご家族と3人の女性は、公式ファンクラブ“ハリー・ポッター友の会学校”の会員さん同士だということだが、お互いに知り合ったのは今日が初めて。しかし、“ハリー・ポッター”という共通の魔法を愛する者同士ということで、すっかり打ち解けあった様子でこれから始まる映画に胸を高鳴らせながら、開場時間を待っていた。このほかにも、40人のブリティッシュ・スクールの生徒さん達が、会場内のポスターの前でポーズを取ったりと、東京国際フォーラムは、すっかりホグワーツ魔法・魔術学校になってしまったかのよう。実に和やかなムードだ。
 この日のジャパン・プレミアは、政界・芸能界からのセレブの参加も60名近くを数え、熱心なポッタリアンやご家族揃って観に来られた方々なども、皆待ちきれない様子で足早に場内へ。そしていよいよ午後7時を回り、魔法に満ちた映像世界が大スクリーンに映し出され、2時間30分のファンタジーを会場中が堪能したのだった。
 12月1日の劇場公開に向けて、関連イベントも各種開催中だ。伊勢丹新宿本店7階では、“ハリー・ポッター”の世界展が11月27日まで開催中。世界で唯一!のオフィシャルな展示会で、会場では早くもブームのハリポタ・グッズ関連商品=750アイテム、100万点が展示即売されるので、ディープなポッタリアンは元より、映画を楽しみにしているファンには見逃せないだろう。なおこのイベントは、以後全国の伊勢丹で順次開催予定とのこと。詳しい会場・日程などは情報が入り次第お伝えしたい。
 また、一刻も早く『ハリーポッターと賢者の石』を楽しみたいというファンのために、下記記載劇場では11月30日の夜に開場し、12月1日(土)真夜中0:00amに上映がスタートする、先行カウントダウン上映が開催されることも決定した。再び劇場が魔法学校と化しそうな予感のこの宵、ポッタリアンは劇場に集合だ。

先行カウントダウン実施劇場
東京地区:丸の内ピカデリー1、新宿ピカデリー1、渋谷パンティオン、新宿ミラノ座、池袋シネマサンシャイン
大阪地区:梅田ピカデリー1、千日前国際劇場

 なお、『ハリー・ポッターと賢者の石』12月1日より、丸の内ピカデリー1、渋谷東急ほか、全国松竹・東急系にてロードショー公開。

執筆者

宮田晴夫

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