俊英監督6人が“エロティック”の同一テーマ、撮影デジタルビデオの条件つきで火花を散らす!?話題のラブシネマ第4弾、篠原哲雄監督の「張り込み」が20日、シネマ・下北沢で公開となりました。当日は監督ほか出演の若林しほさん、小市漫太郎さん、堺雅人さんが舞台挨拶。外は雪、中はカメラを抱えたファンだらけ。「現場は異様な雰囲気でしたよ。(キャストを指差し)この人たち、“カット!”って言うまで芝居止めないんだもん。デジカメだったのが却って良かった。そのテンションをおさめられたと思う」(篠原監督)。「撮影中は現実に起きていることなのか、仕事なのかよくわからなってしまいました。こうして皆さんの前に立てて、“あっ、夢だったんだな”ってホッとしています」(若林さん)。本作は密室で起こる主婦と刑事のサイコサスペンス。舞台となったのは横浜の若葉台団地で、「ああいう団地が借りられたからこその作品です(笑)」(篠原監督)とのこと。
「張り込み」は2月16日までの上映。その翌日にはラブシネマ第5弾「ギプス」(塩田明彦監督)が控えています。

執筆者

寺島まりこ