「仮面ライダー響鬼」に出演し、今年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」にも沖田総司役で出演している栩原楽人が少年のあどけなさが残る瑞々しい演技で恋する戸崎を好演。

監督は前作「愛の言霊〜世界の果てまで〜」に続いて金田敬が担当。BL作品3作目の彼が、人気漫画家富士山ひょうたの世界を見事に実写化。多くの「純情」ファンが心ときめく作品に仕上げています。

$red ●劇場公開、おめでとうございます! いま、どんなお気持ちですか? $
ありがとうございます。上映中のお客さんの反応を想像しながら、あーでもないこーでもないと試行錯誤しながら撮影に挑みました。ついにその日が来たなとドキドキしています。

$red ●初めて台本を受け取られたときのご感想を教えてください。 $
とにかく男同士が恋愛をするということが嘘っぽく見えないようにしなきゃと思いました。
将成がSだとしたら圭祐はMで。母性というか、相手を待ち続ける女性のようなイメージで役を作りました。

$red ●実際の撮影はいかがでしたか?(雰囲気、大変だったことなど) $
撮影期間が一週間というのもあって、ほんとにみんな集中してました。
高橋優太さんはすごくまじめな方で、控え室で読み合わせやベッドシーンの練習に付き合ってもらったり。なぜか控え室にベッドがあったんです(笑)
篠田光亮さんは「余裕のある兄貴分」という感じで、冗談を言っては現場を和ませてくれました。



●初恋の相手に再会するストーリーですが、どんなところを意識して演じられましたか?
初恋から何年も経って自分はまだ生き方も定まらないフリーライター、一方将成はその間社会人として二歩も三歩も先を行ってて…。
いまいち自分にはっきり自信を持てない感じができるだけ伝わるように意識しました。

●本作の、ここは注目してほしい!という見どころを教えてください。
後半、将成と二人で大ゲンカするシーンです。
ここから話が動いていく山場のシーンなので気に入っています。
将成に依存していた圭祐と、エゴをぶつけるだけだった将成が、自分を見つめ直して変わっていきます。そして…お楽しみください!(笑)

●公開にあたって、ファンの皆さまにメッセージをお願いします。
圭祐と将成が少しずつ近づいていくというストーリーで、それぞれの価値観や気持ちの伝えかたがまるで正反対。だからこそ相手の気持ちがわからずにすれ違ってしまうけど。
相手を思いやる気持ちさえ持てば、いつかは必ず分かり合える。
そういうメッセージのある作品だと思っています。

最後に「こんな恋愛してみたいなぁ」と思ってもらえたらうれしいです。
ぜひ、劇場へ観に来て下さい!m(__)m

執筆者

Yasuhiro Togawa

関連記事&リンク

映画『純情』完成披露試写会&トークショー開催決定!

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=48571