次々に公開される今年の夏のブロック・バスター映画群だが、そのトリとしてシルベスタ・スタローン&レニー・ハーリン監督という『クリフハンガー』コンビによる全米NO.1ヒット作『ドリヴン』が、いよいよ8月18日より全国拡大公開となる。過酷なF1レースの世界を題材に、圧倒的な迫力のレース場面とともに熱き男たちのドラマを描く栄光と挫折の物語だ。
 8月4日に主演俳優3名の来日も決まったこの話題作の、本物の味を実際のレーサーの方々や車好きの俳優の皆さんに味わってもらおうと、7月27日に車好きのメッカ、アムラックス東京のアムラックス・シアターにてレーサー&芸能人試写会が開催された。
 この日は、レーサーの舘信秀さん、山路慎一さん、景山正彦さん、景山正美さん、中子修さん、黒澤治樹さん、有村カスミさん、森久さん、近藤真彦さん、服部尚貴さん、立川祐路さん、高橋国光さん、竹内浩典さん、芸能人の三原じゅん子さん、コアラさん、岡本夏生さん、松田龍平さん、ラルク・アン・シェルのKenさんら錚々たるメンバーが来場し、本物の迫力を体験した。その感想の一部を紹介しよう。










近藤真彦さん——僕の場合、役者としてそしてレーサーとしてそれぞれの立場からの見方があります。役者としては、男らしさも出てたし、スポーツ根性モノとしてのスタローンらしさも出ていたりで、非常にやってみたい映画だ。クラッシュ・シーンもこれまでのレース映画で一番迫力があり感動する。レーサーとしてみると、レーサー心理やレース場にいなければ判らないことを、凄く勉強してると思った。本物のレースを味わった気分で、実は明日からレースなんで刺激になりました。オイルの匂いがする映画です。

コアラさん——文句なしに面白かったですね。男の世界です。考えさせられました。
三原じゅん子——この夏一番と期待してたんですが、期待以上に面白かったです。レースものというとスピード感やクラッシュシーンばかりになってしまう中で、この映画はドライバーの心理がよく描かれていたと思います。私もスタートの前の孤独感とか感じましたから。本当に自分の心臓の音しか聞こえなくなってしまうんです。派手なばかりの仕事じゃなくて、苦しい仕事だとわかってもらえればと思います。

岡本夏生さん——一言で言うと、瞬きも出来ない。息も出来ないスピード感です。私は10年前にレース・クイーンをやっていましたが、次に生まれ変わるとしたら男に生まれたいと思うくらい男の世界は素晴らしいです。そう、私実はキップ・パルデュー・ファン・クラブの会長もやってるんです。もう、主役を演じている姿を見て私も若返りたいなと思いました。若ければ、チャンスがね(笑)。8月4日の来日時には、成田空港に行っちゃおうかしら。でも、ファンの方が沢山来られそうだから、近くには寄れないかしらね。後はホテルのプールで用が無くても泳いだりして(笑)。なんとか生のキップに会わなくてはと。そう、今の気分はまさに“ドリヴン”です。(ドリヴン=刈り立てられる)

松田龍平さん——凄く面白かったですね。映像も凄かったです。特にCGが。ストーリーも凄く良かったです。ベタなんだけど、ベタじゃない。

 ということで、実際にレース経験のある方からも、臨場感・物語ともお墨つきの『ドリヴン』。8月4日にはシルベスター・スタローンさんが所有するプライベートジェット機で、スタローンさんをはじめ、キップ・パルデューさん、ティル・シュワイガーさんが来日。6日には記者会見が開催されるなど、いよいよ熱く盛りあがっていきそうだ。

 なお、『ドリヴン』は8月18日より、渋谷東急、丸の内ピカデリー2ほか全国松竹・東急系にて《超拡大》ロードショーされる。

執筆者

宮田晴夫

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作品紹介
キップ・バルデューが初来日!『ドリブン』