『スカイキャプテン −ワールド・オブ・トゥモロー−』ジュード・ロウ(ジョー”スカイ・キャプテン”サリバン)インタビュー
誰もが無限の未来を夢見ていた頃。その時代の冒険譚を描いた1人の男と豪華キャストたちが切り開く、映画界の“明日の世界”!!
夢のような映画が誕生した。1939年のある日、ニューヨークを突如襲う巨大ロボット。そこに現れるのは、ジュード・ロウ演じるスカイキャプテン。『A.I.』でスタイリッシュなジゴロロボットを演じ、『コールド マウンテン』では愛を求めて遥かなる道のりを旅する兵士を演じたジュード・ロウが、今回はイカした戦闘機を乗りこなし、世界を救うスーパーヒーローとなってスクリーンに現れる。
この、キャスティングだけでも夢のような豪華俳優の競演と、革新的な映像プロジェクトで贈る壮大なSFアクション・アドベンチャー『スカイキャプテン —ワールド・オブ・トゥモロー—』。
2004年11月27日より、日劇3他全国東宝洋画系にてロードショー
−−−この作品に出演するようになった経緯を教えてください。
2年前に6分のテープに関して、ジョン・アヴネット(プロデューサー)から連絡があった。それはコンラン監督が彼に送ったもので、彼が作ったテープだったんだ。それは僕が見た映画の中でも、本当にエキサイティングですばらしく卓越したものだった。最初は古い映画を見ているのか、それに新しい映像を加えたのか、それとも全く新しいものなのか、わからなかった。でもその映像感覚は僕に30年代や40年代の古典映画を思い起こさせた。そして同様に現代の大作映画を刺激するような感覚もあったんだよ。
−−−この映画はほとんどがCGですが、映画はどのように製作されたのですか?
この映画の撮影は、全てがブルースクリーン撮影されなくてはならなかった。実際に拾ったり使ったりする小道具以外は環境と呼べる物はなかった。僕が乗る戦闘機は別だが、その他のものは全部後から加えられたものだった。そこで自由に演技したよ。それは裸舞台で演じるのと同じような感覚だった。本当に自由で開放的な楽しい撮影だったよ。子供のごっこ遊びみたいな感じだ。その後、撮影した俳優のまわりにいろいろなものを組み立てていったんだ。色や陰影や照明、それにロボットや飛行機といったものをね。
−−−今回プロデューサーも兼ねていますが、キャストはどのように決めましたか?
アンジェリーナやグウィネスやジョバンニといった友人に直接交渉して、キャストに参加してもらった。でも最初からこの3人はそれぞれの役の第一候補だったんだ。彼ら以外に演じられる俳優はいなかった。それに3人ともこのアイデアや脚本を気に入ってくれたしね。
−−−グウィネス・パルトロウとは元恋人役を演じていますね?
ストーリーの中心には、言い争うカップルがいる。二人は以前、とても愛し合っていた。でも今は危険な冒険に二人して飛び込んでいかなくてはならない。そして二人の間の問題を解決せざるを得なくなる。僕は、二人の関係を『アフリカの女王』のハンフリー・ボガードとキャサリン・ヘップバーン、そして『レイダース/失われた聖櫃(アーク)』のハリソン・フォードとカレン・アレンをミックスしたような関係だと思っている。
−−−最後にこの映画のみどころを教えてください。
この映画は僕の両親が大喜びするような映画なのに、同時に僕の子供達も夢中になるようなところがある。この映画には純粋性があると思う。大人好みの華麗さもあり、若い観客層にはロボットや飛行機、海中戦といった刺激もある。でもその純粋性は現代では稀有なものじゃないかな。