ブレット・ラトナー監督の来日記者会見も開催された9月4日の晩、渋谷パンテオンでは『ラッシュアワー2』のプレミア試写会が、満員の観客が集まったなか華やかに開催された。会場の渋谷パンテオンのゲスト用入り口には、赤絨毯が敷き詰められ、その右サイドには艶やかなチャイナ・ドレス姿の女性がズラリと並び、プレミア試写にやってきたアーティストや役者など著名人来場者を歓迎。そして、渋谷パンテオンの正面では、在日中国雑技団によるドラゴン・ダンスが繰り広げられ、あたりの気分はすっかり中華一色。そんな華やかなムードが溢れる中、ブレット・ラトナー監督が劇場に到着、やはりチャイナ・ドレス姿の女性に囲まれながら、ドラゴン・ダンス隊と共に入場。「My Girls! Very Happy!!」と、艶やかな女性に囲まれ本当に幸せそうなラトナー監督だった。








 プレミア試写は爆竹替わりのクラッカー音が鳴り響く中、劇場通路を練り歩いたドラゴン・ダンス隊による舞台でのパフォーマンスからスタート、場内にチャイナ・タウンにいるかのようなパッションと期待が盛り上がるなかで、ブレット・ラトナー監督が舞台に登場した。
 「Hellow Japan! つい先程、ジャッキー・チェンとクリス・タッカーと電話で話しましたが、彼らは今回日本に来れなかったことをとても残念がり、『ラッシュ・アワー』シリーズをサポートしてくれる日本の皆さんに感謝を述べたいとのことでした、ありがとうございます」と二人からのメッセージを伝えたのに続き、「僕は8歳のときから映画監督になるのが夢であり、そしてジャッキーの映画を観て育ちました。今回、僕は自分のヒーローと仕事が出来、映画監督になれたのは夢が叶ったわけなんだ。ですから、皆さんも是非夢を叶えてください」と、夢を追うことの希望を込めた挨拶を行ない、またラトナー監督の全4作品を配給しているギャガ・コミュニケーションズら関係者及び日本の全てのファンに向けての謝辞を述べた。
 舞台挨拶では、劇中でジャッキーが裸で走る場面の撮影に関するエピソードや、「アフリカか、エジプト…もしかしたら日本が舞台になるかも!?」という『ラッシュアワー3』のことなど、ファンには気になる話題も続々と披露され、これから上映される『2』の、そしてさらに続編へと期待は高まる一方。また、ラトナー監督の才能と人柄に魅了された応援ゲストも舞台に登場。女優の菊川怜さんは、「楽しく優しく親しみがある方で嬉しい」というラトナー監督への、花束のプレゼンターとして登場。ラトナー監督は花束から一輪の花を菊川怜さんに送り返し、もし『3』を日本で撮るなら出演して欲しいとラヴ・コール。「今日は、ミニだから出来ませんけど、ケリとかアクションをやってみたいです」と菊川さんも意欲的だ。また撮影現場にラトナー監督が訪ねたこともあるという、『フー・アム・アイ』に出演していたミシェル・フェイさんも、花束を持って駆けつけた。

なお、『ラッシュアワー2』は9月22日(土)より、丸の内ルーブル他全国松竹・東急洋画系にて拡大ロードショー。また、9月15日(土)には、先行レイトショー、先行オールナイト上映が開催される。

執筆者

宮田晴夫

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