今年12月で生誕100周年を迎えるウォルト・ディズニー。同期に公開される「アトランティス 失われた帝国」はディズニー作品40作目にも当たり、いわば集大成といえるアニメーションだが、オリジナル主題歌はなんとドリームズ・カム・トゥルーが担当する。タイトルは「crystal vine」もちろん、日本人アーティストの起用はディズニーアニメ史上、初めて。8月9日にはホテルオークラで会見が開かれ、ドリカムがビッグ・プロジェクト参加の心境を語ってくれた。

 






「ライオンキング!」(西川)、「メアリーポピンズ、かな」(吉田)、「音楽的な部分も含めて、ファンタジア!」(中村)。以上はドリカムが好きなディズニー作品。「アトランティス 失われた帝国」の主題歌「crystal vine」のプロモーションビデオはニューヨークのスタジオで、ジャングルのセットに囲まれながらの撮影だったとか。

中村 子供の頃からディズニーアニメは大好きで。生誕100周年という意味ある作品に参加できて、光栄であると同時に緊張もしています。主題歌にはアメリカ版もありますので、なんとかして勝ちたい(笑)というか、プレッシャーを感じましたけどね。愛が生む勇気(笑)を歌に込めました。

吉田美和 早々と「アトランティス〜」を観させて頂いたんですが、とっても面白かった。映画と音楽の結びつきって大切ですよね。観た後の気持ちを閉じ込めるような感じで歌を作りました。
 英語の歌詞じゃないんですけど、ドリカムってもともと英語が少ないんですよ。日本語ならの楽しさで世界を広げていければいいなと思って。

西川  映画って目からも入るし、耳からも入るじゃないですか。僕らの作品は1人1人に聞いてもらいたくて作ってきたのでディズニーの主題歌を手がけられるなんて、ほんとに光栄ですよね。

 

執筆者

寺島まりこ