「ダブルス」初日舞台挨拶 ショーケンの毒舌冴える!?鈴木一真はホーケイか?
ショーケンと鈴木一真がエレベーターに閉じ込められた!?井坂聡監督の新感覚パニックムービー「ダブルス」が21日、テアトル新宿で初日を迎えた。舞台挨拶に駆けつけたのは井坂監督、萩原健一、鈴木一真、平愛梨の4人。カメラ小僧を前にして、ショーケンの毒舌が冴える挨拶となった。劇中では鈴木一真と2人きりのシーンが殆どだが「オカマじゃないですよ。俺が女だったらもっと良かったのにねぇ。彼はとってもかわいらしかったですよ。××はホーケイだしねぇ」なんて発言を。「ホーケイではないので宜しくお願いします」、大先輩を前にぼそりと釈明する鈴木一真がちょっとだけ気の毒に思えるのだった。
「ダブルス」では萩原健一自ら、脚本作りに参加。休日のオフィスに強盗に入るや、エレベーターに閉じ込められるというオマヌケな泥棒を演じた。相方の鈴木一真はパソコンオタクの役どころ。本人は「パソコンは持ってません。詳しい友人に教えてもらって…」との発言中に「彼女でしょ」(萩原)とチャチ入れられ、またしても困惑。「……(笑)。なるべく気持ち悪いキャラクターになるよう、頑張りました」。
本編はエレベーター脱出に格闘する男2人組のほかに、謎の女性2人組のストーリーが同時進行する。「エレベーターという狭苦しい場面が多いので、女性2人のシーンは開放感が出るような場所で撮りました」(井坂監督)。この女性組の片割れが平愛梨。「大先輩と共演できて嬉しい。一緒のシーンはなかったので現場見学に行きました」。だが、実はあったのだった。鈴木一真と一緒のシーンが。あたふたする平にショーケンは思い切り声音で、「あら、あら。あーら、かわいい」。
執筆者
寺島まりこ