自らの過ちで7人の命を奪ってしまい、心に傷を抱えて生きる男ベン・トーマス。

彼はその償いのために7人の他人に、その身を削るようにして彼らの人生が永遠に変わるような贈り物をしていく。最後の贈り物を渡すために出会ったのは、ある病のために余命いくばくもない女性エミリー。

絶望の淵にいた二人が恋に落ち、初めて生きる歓びを取り戻した時、愛する人と共に生き続けるために、ベンはたったひとり、ある決意をする。

そんなベン・トーマスを渾身の演技で挑戦したウィル・スミスに話を伺った。




——とてもパワフルな作品でした。今回は製作も手がけられていますが、この作品を作ることになった経緯を教えてください。ベンのモデルとなった人物がいたのでしょうか?

いや、モデルはいなかった。ただ、ベンと同じような経験をした15人くらいの人たちから話を聞いた。あれほどのトラウマを経験した人間が、その後も生き続けようとする意味を知ろうとしたんだ。脚本を読んで、ものすごくパワフルなアイデアだと思った。たった7秒で自分の人生を永遠に変えてしまった男が、今度は7人の人生を永遠に変えようとするなんて、すごくクールなアイデアだ。

——内面的な演技がかなり必要だったと思いますが、一番気をつけたことは何ですか。

僕の場合、コンセプトやアイデアをプログラムした後は、絵を見ることが役に立つんだ。キャラクターと同じ気持ちになれるような絵を探す。ベンの場合は交通事故に遭うから、彼が見たであろう状況の絵や映像を見ることで、彼の立場に立つのに役立った。

——これまでとは異なるチャレンジを伴う役だと思いますが、あなたのキャリアにおいてこの作品はどういう位置づけになりますか。マイルストーンの一つでしょうか。

今までとはまったく違う役だ。今まで僕が演じた中では、かなり暗いキャラクターだと思う。ちょっと怖い気もするんだ。僕が演じる役としてみんなが受けいれてくれるかどうか、僕と一緒に付いてきてくれるだろうかってね。きっと次はコメディをやると思うよ。切実にコメディが必要だ。

——日本へのメッセージをお願いします。

日本のみんな、元気かい? ウィル・スミスです。僕の最新作『7つの贈り物』が1月21日に公開される。ホットな作品だから観に行くように。

——2月公開です。
A:2月か。1月21日に行かないように。行っても何もやっていないから(笑)。
僕の最新作『7つの贈り物』が2月21日に公開されるから観に行くように。ホットな作品だよ。

提供:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

執筆者

Naomi Kanno

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