『ヴァン・ヘルシング』ウィル・ケンプ（ヴェルカン役）インタビュー

−−−出演が決まった時、ご自身の役柄についてどう思われましたか？
ジャンプしたり、吠えたり、なんてかっこいい役なんだろうって思ったよ。
でもそのアクションは一体誰がどんなふうにやっているんだろうと思われるだろうね。実は僕なんだ。
僕がハーネスをつけて、木の周りを飛び回り、木から木へスウィングし、狼達と戦った。でもすごく楽しかったよ。小さい頃庭を走り回ったことを思い出したし、
子供時代に返った気がしてすごく興奮したよ。

−−−ケイト・ベッキンセールとの共演についてご感想は？
初めてのセットでの撮影がケイトと一緒だった。
僕はちょっとナーバスになっていた。
大勢のスタッフや監督に囲まれていたからね。
僕が初めて狼男に変身するシーンだったからすごく興奮した。
強烈なシーンだったし。
汗をかいて、叫びまわりながらドラマティックなシーンを演じたよ。
それからカメラがケイトに振られて、彼女が泣き始めるんだ。
僕はカメラに写っていないところで必死に叫んだりぶつかったりして
彼女にきっかけを与えていた。
彼女がうまく泣いてくれれば僕も必死できっかけを出した甲斐があるってもんだ。
彼女は見事に泣いてくれたよ。
その姿を見て僕は「すごい！」って感動したね。
やった甲斐があったよ。

−−−スティーブン・ソマーズについて教えてください。
監督はモニターを見ながら、顔の表情が変わるんだ。
横で見ながらすごく面白かったよ。
監督がむちゃくちゃ集中しているからね。
彼は夢中で遊んでいる子供みたいになるんだ。
自分の夢や創造を実現するために一生懸命になっている。
彼の中にはそういうものが一杯詰まっているんだと思うよ。