『猟奇的な彼女』のチャ・テヒョンが1人5役に挑戦!あの『シックス・センス』を超える驚き&感動のラストに絶賛の嵐!!

監督デビューとなるキム・ヨンタクが手がけた本作のシナリオは、その完成度の高さが噂を呼び、たったの1週間で出演者と出資社を集めたことで大きな話題となった。韓国で公開されるや否や大ヒットを記録し、公開してわずか2ヶ月という異例の早さでハリウッドリメイクが決定!“人生の孤独”と“大切な人がそばにいる幸せ”という普遍的なテーマを笑いと感動で描いた本作は、「大笑いしながら、今生きていることへの幸せを感じることができるコメディを作りたい!」というキム監督の想いどおり、人生の愛おしさに気づかせてくれる。



Q:この映画の出演を決めた理由は?
コメディでありながら、とてもシナリオが良く練られていて内容が深かった。コメディ作品で、内容が薄くて俳優にだけ依存するような作品だとついオーバーリアクションになりがちだけど、今回はまったくそうではなかったですね。

Q:役作りでだいぶ痩せたそうですね。
サンマンが何度も自殺未遂を起こし、人生を投げ出している人物なので4〜5キロは痩せました。だけど、そんなのたいしたことないですよ!『バカ』の時には8キロ増やしたのですが、僕以上に10キロも増やしたキョングさんのせいですっかり埋もれてしまいました(笑)。

Q:今回は1人5役に挑戦でしたが、いかがでしたか?
これまでも「チャ・テヒョンがワンマンショーをしている」とずいぶん言われてきましたが、今回はそんなレベルじゃないです。一人で担う役割があまりにも大きかったですね。ゴーストたちの登場シーンが多いと思っていたのに、僕が演じないといけない場面が多かったんです。シナリオを読んだ時は、CGで処理するんだろうなと想像していたのが、とんでもない!全然違ったんです!なんの特殊効果もなく、ゴーストたちが乗り移って、そして出て行くのをすべてひとりで表現しないといけなかった。もちろん効果音ぐらいはつけてくれたでしょうが(笑)。

Q:意外ですね。CGをたくさん使っていたように思えました。
キム・ヨンタク監督はこれまでのゴースト映画と差別化するために、生きている人間となんら変わらないゴーストを望んでいたんです。僕が4人のゴーストをおんぶして歩く場面があるのですが、4人の俳優たちを全員ワイヤーで吊るして本当におんぶしたんですよ!ワイヤーの線を消すところはCG処理をしてますが。私よりもおんぶされているほうが苦労したはずです。特に体重の重いコ・チャンソクさんはさぞかし大変だったと思いますよ。

Q:4人のゴーストたちに次々と憑依されるという演技はどうでしたか?
ゴースト役の俳優たちの前で、その人を真似る演技をするというのがとても恥ずかしかったです。本人を横にしながら真似をするのは容易なことではありません。幸い、チャンソクさん、イ・ムンス先輩、チャン・ヨンナムさん、チョン・ボグンさん、それぞれとても特徴があったので助かりました。

執筆者

Yasuhiro Togawa

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