ディズニー・アニメーション史上最大のヒット作にして、壮大な“生命の讃歌”の物語『ライオン・キング』最初で最後の3D劇場公開、そして初のブルーレイ発売を10月8日(土)より開始いたします。
この度、『ライオン・キング』の3D化に携わり、『美女と野獣』、『ロジャー・ラビット』といったウォルト・ディズニー・スタジオの大ヒット長編アニメーション映画を生み出してきた伝説のプロデューサー、ドン・ハーン氏に話を聞きました。


Q:『ライオン・キング』が新たに3Dで蘇ると聞いた時の思いは?
私はこの話を初めて聞いた時、『美女と野獣』の3D化に取り組んでいました。『美女と野獣』の3D映像は初期の段階からすばらしい出来だったので、『ライオン・キング』もきっと素晴らしいものになるだろうと思いました。そして実際、そうなったのです。3D化により映画の効果が高められ、物語のなかにさらに深く引き込まれるようになりました。2次元の映画が、3D化で全く別の世界に変わった様子は驚くばかりです。3次元的な要素のなかった世界を、驚異的な技術のおかげで、すばらしい3D作品に生まれ変わらせたのです。

Q:『ライオン・キング』の3D化にかかった期間とその内容は?
9ヶ月かかりました。最初の3ヶ月は映画の準備とテストに費やし、残りの6ヶ月で実際に製作を行いました。映像の製作だけでなく、サウンドも新たに作り直しました。3D映像に負けないサウンドを作るために、オリジナルのサウンドトラックをリミックスしたのです。

Q:3D化のプロセスにはどのように関わったのですか?
私たちは、3D化の成功の第一条件はオリジナル作品の製作者が関わることだと考えました。オリジナル映画の監督、プロデューサー、そして制作チームが参加しない限り、映画を作りなおすことは、不可能でないとしても困難だと思います。だからまず17年前に「ライオン・キング」の監督を務めたロブ・ミンコフとロジャー・アラーズに連絡し、3D化の節目ごとに2人の意見を求めました。私と同じように、ロブとロジャーは3D映像を全てチェックしました。さらにディズニー・アニメーション・スタジオのアーティストや技術者が、そのすばらしい仕事で私たちを支えてくれました。

Q:完成した3D版「ライオン・キング」を初めて見たときの感想は?
3D版の『ライオン・キング』を見た瞬間、私はアフリカに瞬間移動していました。全く見たことのない映像の世界に驚き、嬉しくてたまりませんでした。視覚的にアフリカにいる気分になるばかりでなく、サウンドやその他の全ても、見る人を全く別の場所と時代に連れて行ってくれます。3D映画には、観客をその世界に完全に取り込む魔法のような力があるのです。

『ライオン・キング/ディズニー デジタル 3D(TM)』
10月8日(土)より3D限定公開!

※ブルーレイも同日発売となります。
『ライオン・キング』ブルーレイ/DVD/オンデマンド10月8日(土)新登場!

執筆者

Yasuhiro Togawa

関連記事&リンク

公式サイト

関連作品

http://data.cinematopics.com/?p=49517