今回は様々に飛び交う都市伝説の中から、選りすぐりの8本が映画化されました。10分×8エピソードというオムニバスでありながら、複雑に絡み合う本作。また映画だけではなく、この恐怖の世界はブロードバンドや4Dアトラクションムービーとしても体感できます。

若手俳優の登竜門でもあるこの『渋谷怪談 THEリアル都市伝説』。主演の若手女優・石坂ちなみさんに語ってもらいました。




ホラー映画ですが、どうでしたか?
「ホラーって言ってもお化けの役ではなくって怖がる方の役なんで、怖さが伝えられるように表情とかは考えてやりました。」

怖い話って好きですか?
「霊感は全くないんですけど、嫌いじゃないですね。一人で見ようとは思わないけど、友達と皆で見るのは好きですね。お化けとかはあんまり怖くないと思います。でも、映画は怖いですね。」

怖い体験とかしませんでした?
「なかったですね。でも廃墟で撮ったんで建物の中がすごいボロボロだったんですよ。なので雰囲気がすごくあって怖い感じではありましたね。」

今回は10分×8本の中の2本に出演されてますよね。10分という短い作品ですが、普通に比べて難しかったですか?
「実は最後を先に撮ったんですよ!でも別にやりにくいことはなくできました。女子高生の役だし、自然な感じの台本だったから大丈夫でした。」

役との共通点や違うところはありますか?
「映画の中では文化祭のために資料集めに廃墟に行くんですけど、私は共学じゃなかったんで、そういうことはなくって。共学だったらお化け屋敷とかやってみたかったです。役との共通点ですが、たぶんどっちも霊感がないんですね。でも暗い場所とか怖い所は避けて通りたくって。普通の女の子の役なんで似てなくはないですね。」

都市伝説がテーマですが、今一番怖いと思う都市伝説はありますか?
「東京に来てそういう話は聞かなくなったんですけど、高校の時は廃墟の病院とか呪われた岩とか友達と見に行ったりしました。夜に行ったりたんで気味は悪かったんですけど、別に霊を感じたりとかはしなかったです。」

この映画で見て欲しいところは?
「リアル都市伝説ってことで、ホントにリアルな、聞いたことがあるような話が題材なんで、そのリアルな怖さを味わって欲しいです。それに私の女子高生姿とか、恐怖に怯える顔はグラビアではなかなか見ることができないので必見です!怯える顔は全部同じになったりしないように研究もしました。1話と8話の取り憑かれている私は全然違うので、見て欲しいです。」

どんな研究されたんですか?
「この作品の前に1本ホラーを撮ってたんですよ。その作品でもずっと怯えてる役だったんで、その時の監督さんや渋谷怪談の監督さんに言われたことを参考にしました。息づかいだとか、表情の作り方だとか。」

春に4Dアトラクションが公開となっていますが、どういったものなんですか?
「4Dと言っても撮られる側からしてみれば、普通に演技しているだけなんで変わらないんです。でも例えばイスが倒れるだけでも、映像じゃ表せないくらいリアルなんですよ。スクリーンではまだ見てないんですけど、画面のチェックの時に少し見せてもらったら動きとかがリアルすぎて。ホントにこれは怖いと思います。ストーリーは『渋谷怪談 THEリアル都市伝説』と関わりないと言えばないんですが、出演者とかも同じなんで。」

これから役者としても期待されると思いますが、やってみたい役はありますか?
「普通のOLさんとか、意地悪な役とかやってみたいですね。昔「家なき子」で榎本加奈子さんがやってたような意地悪な役をやってみたいな、と思ったんですよ。でもなかなか意地悪な役が回ってくることがなくて。興味はあるんですけど。」

これから映画を見る人にメッセージをお願いします。
「男の人も女の人も、特に同年代とか女子高生とかに怖いなって思ってもらえると思います。でも特殊メイクがすごいんで、そういう面では大人の人が見ても怖いって思えるような作品になっていると思うので、できるだけ多くの人に怖いと思って頂ければ光栄です。」

執筆者

umemoto

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『渋谷怪談 THEリアル都市伝説』公式HP