1995年に「ヤングマガジン」(講談社)で連載されるやいなや、若者を中心に人気爆発!この6月6日に待望の31巻が発売され、コミックの総売り上げ部数は3900万部!
日本国内だけでなく、全米大ヒットの『ワイルド・スピード』シリーズなどにも多大なる影響を与えた、レーシングコミックの金字塔が、ついに実写で完全映画化!

主人公の拓海には、台湾芸能人長者番付No.1天才カリスマ・アーティストとして人気絶頂のジェイ・チョウ。また、高橋涼介と中里毅には『インファナル・アフェア』で若き日の2人の主人公を演じて絶賛されたエディソン・チャンとショーン・ユーが演じる。

全アジアから熱い注目を集める、ジェイ・チョウ、エディソン・チャン、ショーン・ユーらが演じた役や撮影時の思い出を語った。




ジェイ・チョウ
Qこの映画について教えてください。
映画の主眼は、スピードだけではなくて、愛でもあると思う。若者ではない観客でも、気持ちが若ければ楽しめる映画だ。

Q撮影スタッフについて
ラウ監督は撮影担当だけど、今の出来はどうだった、とマック監督に直接聞いてOKが出ればラウ監督もOKしてくれる。すごく信頼関係があるなと思いました。いい組み合わせです。一緒に仕事できてすごく満足。結構自由に演技させてくれるし。映画のためならこのくらいは喜んでやりますよ。

Q原作の“藤原拓海”について
藤原と似ているところって言えば、寡黙なところかな。友人に対してあまり悩みを打ち明けないし、いつもボーとしている。
でもキャラの細部を表現するために、あまり意識しすぎると演技くさくなる。漫画のファンたちはすでに頭文字Dの世界が出来上がっているからね。

Q鈴木杏さんと共演されていかがでしたか?
鈴木杏さんの演技を見れば、自分の世界を持っている分別のある女の子であることが分かる。何でもキチンと考えて行動するんだね。
共演シーンでは、まるで学生時代の頃の、はにかむような気分に戻ったようだった。軽くキスしてもらっただけだけど。

エディソン・チャン
Q撮影はいかがでしたか?
レーシングのシーンはとても面白かった。車3台一緒にびゅーびゅー走っていて、照明もいっぱいあって、物々しい感じ。でも、正直言ってちょっと怖かった。やっぱり命が大事だから、映画のためには死にたくないよ。
それに僕はオートマチックの車しか運転したことがないから、MT車が運転できない。すごく緊張したよ。ドリフティングの時は言うまでもなく、発車する瞬間からもう怖い。カーブを曲がるとスリップしそうで、車が横転する!と一瞬思ったけど、そのままカーブを曲がって車道に戻っちゃう。本当にすご過ぎる。

Qご自身が演じた高橋亮介について教えてください
僕が演じるのは、運転できない人間を軽蔑する奴。根は悪くないからレーシングの場ではみんなと仲良くしているけど、それ以外の場合はとんでもないへそ曲りだ。多分一番運転の上手いレーサーだと思うが、拓海が現れた後はちょっとどっちが上か分からないね。

Q演技について
脚本通りにはやりたくない。そのままやると演技をしているのではなくて、物まねになっちゃう。僕は演技するために雇われているんだ。

ショーン・ユー
Qジェイ・チョウについて
ジェイの自然体の演技がとてもよかった。アンソニー・ウォンがよくアドリブをやって相手がびっくりする反応を楽しむのだけど、そんなアンソニーでさえジェイの予想外の演技にあたふたしていたよ。

Qご自身が演じた中里毅について教えてください。
走りに夢中のレーサーです。常に他の優秀なレーサーと競争したがって、自分の実力を比較しようとしている。

Q撮影はいかがでしたか?
レーシングシーンの撮影はすごく大変だ。使う車は高級レーシングカーではなく、一般庶民も手が届くごく普通の自動車。
ほとんどの時間はドリフティングの訓練に費やした。まずギアをシフト、クラッチをつないで、アクセルを吹かして離すのと同時に、またギアシフトとクラッチを離せば、ドリフティングできる。言うのが簡単だけど、1、2秒にすべてやらなければならないからね。

執筆者

t.suzuki

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