全世界で1億2000万部を突破!1973年のシリーズ第一作発売以来、世界中で最も多くの読者を獲得している冒険小説のひとつ、それが“ダーク・ピット”シリーズ。知力と体力でジェームズ・ボンドを凌ぎ、好奇心と冒険心でインディ・ジョーンズを超える最高のヒーロー、ダーク・ピットが、冒険とミステリー、そして壮大な自然の脅威の中繰り広げられるノンストップ・アクションの真っ只中に観客を誘い込む!映画史に新たなヒーロー伝説の誕生を告げる『サハラ −死の砂漠を脱出せよ−』。
 クライブ・カッスラーが生み出した究極のヒーロー“ダーク・ピット”は海洋保全に勤める米国特殊機関NUMA(国立海中海洋機関)のエージェントであり、同時に世界中にあらゆる場所に眠っている秘宝を探し出す究極のトレジャーハンターでもある。
 そして今回ダーク・ピットと行動をともにするWHO(世界保健機関)の研究医に扮するのは、スペインから見事にハリウッド進出を成功させ、いま最もブッキングが困難な女優の一人と言われるペネロペ・クルス。撮影中、劇中の二人と同様に、ダーク・ピット役のマコノヒーとクルスの間にもロマンスが生まれたのも大きな話題となった。



この映画に出演されていかがでしたか?
アクション/アドベンチャー映画は出演したことがなかったの。この映画のトーンは、『インディ・ジョーンズ』シリーズを思い出させてくれる。そういう映画を観て育ってきたし、大ファンだった。だからこんな大作映画に参加できて、とてもうれしいわ。

アクションシーンはいかがでしたか?
最初はラクダのシーンは絶対できないと思ったわ。ラクダが早く走ると、ちょっと怖かった。位置がとても高いし。でもゆっくり訓練していったから、徐々に恐怖心が消えていった。ラクダを疾走させる撮影は3日続いたけれど、やめられなくなったわ。まるで中毒症状。アドレナリンが噴き出したみたいだった。あのシーンは本当に楽しかったわ。

ご自身が演じたエヴァというキャラクターについて教えてください
このキャラクターの好きなところは、彼女が物語に絶対必要で、そこにいなくてはならない理由があることなの。彼らはみんなで助け合うし、お互いを必要とし合っている。こういう映画に出てくる女性キャラクターは、時々男性と同じレベルじゃないの。少なくとも女優として見ると、脚本を読んで、女性より男性キャラクターの方が面白い方が多かった。この映画のエヴァはとてもいい役で、たくさんの厚みや色合いがあるの。それに物語に必要な存在だわ。観客は彼女と一緒に発見していく。そういうところがとても気に入っているわ。

共演者やスタッフとはいかがでしたか?
みんなと長い時間一緒に過ごした。お互いに大好きだわ。そうじゃないことも、そうなることもあるけれど、一緒に仕事をしている人達と上手くやっていけるのはとてもいいことだわ。全員が懐の大きい人達で、面白くて、個性的。本当に楽しい時間を過ごしているわ。特に監督は、いつも私を笑わせてくれるし、俳優にとってとてもすばらしい監督だと思う。私達に余裕を与えてくれ、ちゃんと話し合ってくれる。この映画での経験にとても満足しているわ。

最後に、『サハラ』とはどういう映画ですか?
誰にでも通じる映画だわ。全ての人達に、男性にも女性にも。そして夢を与えてくれる。人間ってみんな、こんな冒険をしてみたいんじゃないかしら。

執筆者

Kaori Watano

関連記事&リンク

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=3464