大ヒット韓流ホラー『箪笥』でブレイクしたスーパー女子高生アクトレス、ムン・グニョン。TVドラマ『秋の童話』で注目を集め、18歳にしてトップスターの座に君臨する彼女の新作は、まるで日本の「奥様は18歳」のような設定のコミカルなラブストーリー『マイ・リトル・ブライド』。祖父の願いによって、高校生にしてナンパな大学生のいとこ・サンミン(キム・レウォン)と結婚する羽目になってしまったボウン。素直で明るく誰からも愛されるボウン役は、10代にして韓国の国民的女優となったグニョンにぴったりのハマリ役。今の彼女のフレッシュな魅力がたっぷりつまったキュートな作品だ。

$green 『マイ・リトル・ブライド』は2005年初夏、シネ・リーブル池袋、シアター・イメージ・フォーラムほか全国ロードショー$






元気で明るく愛されて育ったキュートなボウン役ですが、実際のグニョンさんとの共通点はありますか?
「元気で明るく活発で、非常に私に近いところがあります。ひとつだけ違うのは、まだ結婚していないということかな(笑)」

婚礼の衣装を着たのははじめてかと思いますが、いかがでしたか?
「ずっと憧れてて夢でした。はじめて衣装を着た時のしあわせな気持ちはいまでも覚えていますね。」

相手役のキム・レウォンとの共演はいかがでしたか?
「一緒に仕事をしていく中で、私に多くのことを学ばせてくれた方です。普段は親しいお兄さんのようであり、弟のような方なんですが、いったん撮影がはじまると、非常に情熱的でアグレッシブなんです。また機会があったら一緒にお仕事したいですね。」

本作がデビュー作となるキム・ホジュン監督の印象は?
「この映画と同じように、暖かくて、純粋で、心の広い方だと思います。撮影中も私をすごくリラックスさせてくれて、気遣ってくださいました。この場をかりてお礼をいいたいです。」

お気に入りのシーンは?
「映画の中で一番好きなシーンはおじいさんのカメラを拭きながら一緒に鼻歌を歌うシーンです。この映画はラブストーリーなんですが、このシーンのような場面があることで家族への愛情の物語でもあると思うので、あったかくて、幸せな感じを与えるシーンだと思います。」

エンドロールにはバンジージャンプをするシーンが挿入されていました。
「本編で使われなかったシーンの中にすごく面白い部分がたくさんあったんですが、あのバンジージャンプは本来キム・レウォンさんがやるはずだったんですが、私がやったのが採用されてしまったので本人も非常に残念がっていました(笑)。」

女優という仕事はいつからやりたいと思っていましたか?また今後どんな女優になりたいですか?
「小さいころからずっとお芝居をしてみたいと思っていました。今後、私がなりたいと思っているのは、今後はひとつの分野にとどまらず、あらゆる可能性をもった女優になりたいです。一言でいうと「良い女優」かな(笑)。目標としている女優さんはまだいませんが、多くの女優さんのいいところを集めたような存在になりたい。また後輩から目標にしてもらえるような、そんな女優になりたいです。」

女優業と高校生活との両立はいかがですか?
「女優も学生も両立させることを考え出すと、両方とも楽しめないと思います。無理に両立させる必要はないと思いますし、両親や先生、友人、また一緒に働くスタッフの方々みんなが私を助けてくれています。そのおかげで好きなことがやれていると思っています。両方とも自分がしたくてしていること、両方とも楽しいこと、とワクワクしながら二つのことを同時に進めています。」

学校での勉強で得意な科目は?また大学に進学されるとしたらどういったことを勉強したいですか?
「学校では一生懸命勉強しています。私は言葉の方面に関心があるので、国語が好きですね。また、母国語はもちろん英語も好きだし、日本語も勉強したいと思っています。もし大学に行くとしたら、映画や芝居について勉強したいと思っていますが、それ以外のことももっと色んなことを学んでいきたいと思っています。」

ユン・ソクホ監督の『春のワルツ』に出演するというお話があるそうですが、次回作は?
「出演のオファーは受けていますが、受験を控えているので出演は難しいと思います。次回作は『ダンサーの情熱』という作品で、韓国で現在公開中です。今の私の中にはまだ『ダンサーの情熱』の役が心に残っている状態なので、他の役をやるにしてもまだ少し時間が必要ですね。」

執筆者

Kaori Watano

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作品紹介「マイ・リトル・ブライド」