仮面の下にひそむのは、愛か憎しみか。
世界で一番有名な、哀しくも美しい愛の物語。
世界最大の観客動員数!8000万人が観た、あのミュージカル 待望の完全映画化!
メガフォンをとったのは、『バットマン フォーエヴァー』『評決のとき』『依頼人』などのヒット作を手掛けたジョエル・シュマッカー監督。類い希な映像センスで、ラブストーリーの名作を、観客を釘付けにするサスペンスとドラマの世界へと導く。

2005年1月29日(土)より、日劇3他全国東宝洋画系にてロードショー



Q本作を撮り終えた感想は?
A僕はあらゆるジャンルの映画を撮ってきた。常に違うジャンルを試みてきたが、ミュージカルは初めて。だからとても刺激的で、挑戦になると思ったんだ。僕は自分自身にチャレンジしたいし、今までやったことのないことをしたい。学べるからね。新しいことを学べ、成長することができる。だがこの映画は想像以上に楽しいものだったよ。

Qファントム役を演じたジェラルド・バトラーについて
A彼はすばらしい俳優で、いつも一緒に仕事をしたいと思っていた。だがやはり彼のオーディションが一番難しかった。彼は「バンドで歌ったことがある」と言ったが、アンドリューが彼のことを知らなかったからだ。オーディションでは、ジェラルドが「Music of the Night」を歌った。いい出来だった。アンドリューは気に入ってくれたよ。彼がいい俳優であることは僕にはすでにわかっていたしね。彼のファントムは見事だった。本当に目の覚めるような美しさだったよ。

Qクリスティーヌ役のエミー・ロッサムは?
A彼女はこの上なく美しい16歳で、7歳からメトロポリタン・オペラで歌っていた。その上にすばらしい女優でもある。彼女は(オーディションの)最後の方にやってきた。だがエミーを発見した時は、まさに稲妻が走ったようだったよ。

Qラウル役のパトリック・ウィルソンについては?
A彼のことは舞台で見ていたし、見事に歌えることもわかっていた。ラウル役を演じる彼を一番に配役した。彼はそれまでに2度もトニー賞候補になっていたし、歌も見事だ。まさに彼は完璧だった。それに大事なことは、舞台のラウルは三角関係の中であまり大きな役ではないが、この映画のラウルはとても攻撃的で、威勢のいい、ロマンティックなヒーローになっていることだった。

Qスタッフについて
A僕の仕事は僕よりも才能のある人達を雇うことだ。すばらしい美術のアンソニー・プラット、見事な衣装のアレキサンドラ・バーン、すさまじい量をこなしてくれたヘア・メイクのジェニー・シャーコア。とにかくすばらしい芸術家達がこの映画に参加してくれた。仕事はコラボレーションだ。自分のアイデアと彼らのアイデアを合わせるのは楽しい。そこに俳優達が参加する。それが映画を作る楽しみだよ。すばらしいグループ、途方もない才能の人達に囲まれる。そしてまさしく自分の大きな情熱を形にしていけるのだからね。

執筆者

Yasuhiro Togawa

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