端正なルックス、強く真っ直ぐなまなざし、モデル出身ならのしなやかな身のこなし、窪塚洋介主演の「凶気の桜」を見に行き、RIKIYAフリークになってしまった女性ファンは多いのではないか?もちろん、こんな逸材を映画監督が放っておくわけがない。今秋は深田恭子の相手役を務めた「阿修羅のごとく」(森田芳光監督)、そして、初主演映画「バーズ・アイ」(近藤一彦監督)が公開となる。後者はRIKIYAにとって最初の本格的なアクション映画でもある。アクション監督は「VERSUS」などで知られる下村勇二。アクション通なら想像がつくと思うが、繰り広げられるのは派手なワイヤーアクションありの壮絶なバトルだ。「一回ごとの集中力は普通の映画の比じゃなかった。撮影後半はさすがに疲れが蓄積しましたね」と笑うRIKIYAだが、本作でのスピード感溢れるアクションにはファンならずとも惚れてしまうはず。ちなみにRIKIYAが演じるのは人気ドラマ「バーズ・アイ」のスタントマン・剛志。ある女子高生と出会ったことから兵器開発マイクロチップ強奪事件に巻き込まれてしまうのだ。クライムサスペンスあり、友情もあり、笑いもあり。そんな本作についてRIKIYAは次のように語ってくれた。

※「バーズ・アイ」は2003年10月4日よりテアトル池袋にてレイトショー!!



ーー剛志を演じてみて…。
RIKIYA 原作を読んで僕が感じたのは瞬間湯沸かし器みたいなヤツだってこと。イメージ的にはもっと熱いヤツだろうなって気がしたんですけど、そこは敢えてひょうひょうと演じてみました。台詞回しなんかも自分の素に近い感じかもしれない。

ーー本格的なアクション映画は初めてですね。なおかつ、役どころがスタントマンです。現場もこれまでとは雰囲気が違う?
RIKIYA どのカットも平均してたくさん撮った印象があります。普通の芝居でももちろんそうですけどアクションの場合、一回ごとの集中力っていうのが違った意味で大きい。高校時代からボクシングをやってきましたし、水泳やウェイトトレーニングは欠かさずにやってるはやってるんですけれど、撮影も後半になると…(笑)、結構疲れが蓄積してくる。 
 撮影自体もハードはハードだったんですよ。朝7時、8時から初めて翌日の朝4時までなんてこともありましたね。劇中に高架線下で 首を絞められるシーンがあるんですけど、あれを撮ったのは夜中の2時ごろ。目はショボショボしてくるし、頭はボッーとしてるしでフラフラ状態でした(笑)。

ーー監督も共演者も軒並み若い方たちが多いですよね。ハードでも現場は和気あいあいというイメージがあるんですけど。
RIKIYA 皆で作っていく、みたいな雰囲気はありましたね。キャラクターも自由に演じることができましたし、所々にアドリブも入ってます。

ーー金髪もRIKIYAさんのアイディアですか?
RIKIYA そうです(笑)。まぁ、一度やってみたかったというのもあるんですけどね。







ーーモデル出身だけに衣裳についてもいろいろアイディアを出す?
RIKIYA そうですね。剛志はつなぎを着ているイメージがあったんで、スタイリストさんにそう言いました。で、用意してくれたんですけど、後になって「つなぎならあのブランドがいいな」とかいろいろ出てきてしまった(笑)。でも、それを言ったらさすがに「これでガマンして」って…。ちなみに今回、劇中に出てくるピアスやベルトは知り合いのデザイナーが作っているものなんですよ。

ーー今秋公開の「阿修羅のごとく」にも出演しています。役者としてまさに急上昇中という感じですが、こうなることが夢だった?
RIKIYA 特に小さな頃から俳優になりたい、というのがあったわけではないんですけど才能の世界で勝負したい、というのは強かったですね。小学校の時はプロ野球の選手になりたくて、高校の時は弁護士、大学時代はボクサーを目指してましたから。その後、モデルの道に進んだんですけど今は役者を続けていきたいと思います。少なくともあと25年くらいは続けたいです(笑)。

ーー役者以外の活動も?
RIKIYA 実は3年がかりで小説を書き上げました(笑)。20歳の若者が学校をドロップアウトして世界を旅するという話なんですけど、映画化できればと思っています。監督兼出演で。そちらの方は年内、いろいろ進行していってなんとかしたいなと。いざとなったらDVで撮影してもいいですし…。

ーーファンならずともそれは楽しみですね。最後になりますが、「バーズ・アイ」を見る観客の皆さんにメッセージを。
RIKIYA  まずアクションを楽しんでもらいたいです。それから剛志のキャラクターに関して言えば、人との関係をすごく大切にする、男気のあるヤツです。今、人と人とのつながりって希薄になってきてますよね。この映画にも剛志と関わるうちに、投げやりな女子高生の心情が変化していくプロセスも描かれています。そういう場面も含めて楽しんでもらえれば嬉しいですね。

執筆者

寺島万里子

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