ナント三大陸映画祭で主演女優賞を受賞した『害虫』を皮切りに、『パコダテ人』、そして安藤希との美しくも妖しい関係が話題を集めた『富江 最終章 −禁断の果実−』と、今年3本の主演映画が公開され、また『ラヴァーズ・キス』も近日公開と、若手女優の中でも特に映画俳優としての目覚しい活躍を続けている宮崎あおい。勿論その活躍ぶりは映画のみに留まらず、ドラマ、CM等実に多岐に渡っている彼女だが、現在全く新たなフィールドである声優に初挑戦中だ。
 作品は角川大映映画製作によるテレビ・アニメーション『魔法遣いに大切なこと』(全12話)で、宮崎が演じるのは、魔法遣いになる研修を受けるべく田舎から出てきた高校2年生の少女菊池ユメ。劇中のユメと同様、エピソードを追うごとに初挑戦の声優として成長していく宮崎の姿を見つめていけるシリーズになりそうで、期待が高まる。12月5日、都内スタジオにて行われたアフレコの合間に、宮崎の生の声を聞くことができた。収録はこの日が第2話目とのことで、まだ幾分余裕がなさそうな気配を見せつつも、好奇心と熱意に満ちた瞳を輝かせながら、新たな分野への思いを語ってくれた。

$navy ☆『魔法遣いに大切なこと』は、2003年1月9日(木)より毎週26時07分からテレビ朝日でオンエア・スタート!また、CSファミリー劇場でも2002年1月28日(火)より毎週19時から等でもオンエアされる。$










Q.原作のコミックを読まれての感想は?
——魔法遣いの女の子・ユメが東京に出て来て1人前になるまでのお話しで、未だ1冊目までしか読んでないですが、ユメが成長していくのが楽しみです。

Q.アニメ初挑戦で主役ということで大変なことも沢山有ると思いますが、これまでの仕事と一番違う部分、大変な部分はなんでしょうか?
——一番大変なことは、自分の演技に声を合わせているわけではないので、絵に合わせた間の取り方が大変ですね。『富江 最終章−禁断の果実−』のアフレコの時は、自分の顔そのまんまだからすんなりいけるんですけど、アニメは難しいです。

Q.魔法遣いに大切なこととは何でしょう?
——優しく心が綺麗な人でないと、なれなそうだなって思いました。

Q.魔法遣い役ということで、宮崎さんの役作りは?どのようなイメージで声をあてられてますか?
——何もまだできないので、取りあえず一生懸命やるしかないです。

Q.使ってみたい魔法とかありますか?
——空を飛びたいですね。

Q.ユメに共感できる部分は?宮崎さんと性格は違いますか?
——なんでしょう?未だ判らないです。最初の1話は判らないことが多かったので、これから演じていくうちに気づいたりすることが多いと思いますね。性格は違うって言えば違いますよ。田舎から出てきたばかりで、未だ全然東京を知らない子で、すごい純粋そうじゃないですか。ユメちゃん、純粋過ぎるかな(笑)。

Q.今日の収録はお一人でしたが…
——これまでの収録は一人だったんですが、これからは声優さんと一緒の収録も出てきますので、迷惑かけないかすごく不安です。未だ全然余裕が無いのですが、ちょっとずつでも、皆さんに迷惑をかけずにやっていけるようになれたらいいですね。

Q.今の宮崎さんにとって、一番大切なことってなんでしょう?
——友達と遊んだり、ぼ〜っとしてる時間ですかね(笑)。

Q.田舎から出て来たばかりのユメと、声優初挑戦の宮崎さんはキャラクター的にも似てくるところがあると思いますが、そういったドキドキは画面に出てると思いますか?
——なんか、自信が無いから出ちゃってるんですかね。でも始まる前に言われたのは、ゆめちゃんの初めてと私の初めては同じだから、それもいいかもねって。それが良い風に出てくれればと思います。

Q.視聴者は、ユメと一緒に成長していく宮崎さんも見れると…
——成長していけるといいんですけどね(笑)。

執筆者

宮田晴夫

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