東京国際映画祭の協賛企画「ディズニー映画祭」が29日にBunkamuraシアターコクーンで始まった。ディズニーアニメの選りすぐり10作品を上映する同映画祭のオープニングを飾ったのはデジタル・リマスター版の「白雪姫」。オープニングセレモニーは「2001年はディズニーの新たなスタートの年です」(星野康二ウォルト・ディズニー・インターナショナルジャパン社長)の開会宣言でスタート。ミッキー&ミニー、ドナルドダッグにグーフィー、プルートンが登場し、子供たちは大喜び。会場には山田まりやさん、雛形あきこさん、吉村昭弘さんほか、多数の著名人の姿も見られた。








 ディズニー映画祭では「白雪姫」を皮きりに、「シンデレラ」、「リトル・マーメイド」、「ピーターパン」、「トイ・ストーリー」、「わんわん物語」、「ティガ—・ムービー プーさんの贈りもの」、「ノートルダムの鐘」、「ライオン・キング」、そして「美女と野獣ーラージスクリーンフォーマットー」が上映される。

 この日の「白雪姫」はディズニーの記念すべき長編第1作目で製作はなんと1937年。以降、何度となく画像の修復が行われ、今回はオリジナルのクオリティにより近いデジタル・リマスター版での特別上映となった。

 上映開始前にはスタッフによる挨拶が行われたほか、ミッキーマウス、ミニ−マウス、ドナルドダックら人気キャラクターたちが登場。お馴染みのテーマ曲に乗せて、パフォーマンスをしながら客席をまわり、ファンも大満足! 映画館が、一瞬のうちに「夢の国」へと早や変わりをした。

 また、この映画祭では作品上映のほか、「ウォルト・ディズニー」と彼が生み出した作品の歴史を振り返るギャラリー「ディズニー・センテニアル・ギャラリー」も開催され、懐かしい映像や記念グッズ販売などこちらも賑わっていた。








 上映終了後には、「ディズニー・ファンクラブパーティ」も行われ、パーティに参加した有名タレントらほか、多くの『ディズニー』ファンが集まった。そのゲストの中から何人かの囲み取材も行われ、「『ディズニー』の歴史を強く感じた。特製DVDプレーヤーは、子供でも使いやすくて、いいと思う」(糸井重里)、「子供のころには、ネバーランドに行きたいと思っていたくらい『ピーターパン』が好きで、何度も見た。『ディズニー』の作品は、大人にも夢を与えてくれると思う」(菊川怜)、「『ディズニー』作品は、動物の描き方が可愛いと思う。『ライオンキング』で、シンバのいお父さんライオンが死ぬシーンでは、凄く泣いたことがある」(藤崎奈々子)、「『わんわん物語』が好きで、ディズニーランドにもよく行く。これからも色々な作品で、楽しませてほしい。白雪姫の美しい声は、うらやましいかぎり(笑)」(山田まりあ)、「『ディズニー』作と品を見るとフワフワと時間が流れて、いつのまにか笑顔になっている。大人が無邪気になれる作品たちだと思う。『美女と野獣』は何度も見ました」(森口博子)「今日の衣装のテーマは『白雪姫』に合わせて魔女です(笑)。幼稚園のころ、劇で魔女の役をやったこともある。『ディズニー』作品からは、色々なことを教えてもらいました」(森公美子)とそれぞれ語っていた。

執筆者

寺島まりこ