スターライトスタジオで学ぶ少年・少女たちが、挫折や戸惑いの中でスターを目指す姿を描いたダンスミュージック映画『Star Light』がこのたび完成し、9月25日には銀座ガスホールにて完成披露試写会が開催された。当日は金澤克次監督と、この作品でデビューを飾る滝裕可里さん、今村白雪さん、作品の舞台となったスターライトスタジオ出身の三橋伴美さん、平慶翔さん、スターライトオディショングランプリの中ノ森文子さん、本人役で出演のw-inds.の3人といったフレッシュな出演者陣による舞台挨拶が明るく行われた。
 殺伐とした若者のニュースばかりが目立つ昨今だからこそ、「こういう若者がいて、普通なんだということをあらためて言いたかった」という金澤監督、今回の作品で等身大の若者を演じた自分の子供と同じくらいの年齢の出演者たちとの仕事の感想を、「初めてだということ、若いということがこんなに凄いことなのか。吸収力が凄く1日1日ごとに良くなっていく」と語った。以下デビュー作を撮り終えた、フレッシュな新人達の舞台挨拶の様子を紹介しよう。










滝裕可里さん(高階郁子役)——私は演技をしたことがなく、映画に出ることが決まった時にはすごく不安でいっぱいだったんですけど、他の出演者の方やスタッフの方に色々とアドバイスをいただき、最後まで頑張ることが出来ました。私自身すごく一生懸命やらさせていただきましたので、そこを観てもらえたら嬉しいなと思います。自分自身負けず嫌いなところが、郁子ににていますね。

今村白雪さん(小池こず絵役)——私も、今回この『Star Light』でデビューできたことを嬉しく思っています。今まで歌やダンスを中心にやってきたんですけど、今回はじめて演技に挑戦してとても難しく演りなおしもありましたが、良い作品になったと思いますので、一人一人の演技を観てくれたら嬉しいと思います。

三橋伴美さん(長谷川春奈役)——今回初めての映画の撮影で、最初は緊張して不安もあり難しかったですが、春奈という自分と違う人間を演じることは面白く段々楽しくなりました。この映画を観て、皆さんも夢を諦めないで頑張ろうという気持ちになってくれたら、嬉しいです。

平慶翔さん(大道悠太役)——この映画は今日来て頂いたw-indsの皆さんのようなスターをめざし、夢を諦めないで一歩一歩前進していく物語です。最初は慣れずに難しかったですが、慣れるに従い楽しく撮影時間が短く感じられもっと撮影したいなと思いました。

中ノ森文子さん(生頼愛子役)——撮影中のこの数ヶ月間はすごく短くて、もっと撮影したかったんですけど…ちょっと緊張気味です。この映画は、皆それぞれが初めての大きな仕事であり初めての映画・演技で、はっきり言って私をはじめ皆上手ではありませんが、その一生懸命さは映画を観て感じたし、新人だからこそのパワーというものを感じて欲しいなと思います。

w-inds.橘慶太さん(本人役)——僕らはw-inds.役だったので、あまり演技とかしなくて素でやっていました。映画は面白く感動する映画なんで、楽しめると思います。

w-inds.千葉涼平さん(本人役)——僕らは素のまんまなんですけど、出てみて演技は楽しいなとか、難しいなとか思いました。素を出せばいいんですけど、難しいんですよね。ダンスの場面は、DA PUMPのケンさんと演りました。

w-inds.緒方龍一さん(本人役)——あまり役という感じではなかったんですが、結構緊張してちょっと演技入っていたような気がします。内容的には、台詞の中とかに僕が経験したこととかも入っていて、この映画を観ると夢は諦めずに頑張ればかなう…いいと思いますよ。

 なお、『Star Light』は10月6日よりテアトル池袋ほかで、全国ロードショー公開される。

執筆者

宮田晴夫

関連記事&リンク

作品紹介
撮影現場レポート