ジャック・ドワイヨン監督「フリーキーラブ!」の仲良し2人組といえばキャロリーヌ・デュセイとギョーム・ソレル。横浜でのフランス映画祭では、一緒のところを何度も目撃した。独占インタビューに当たって、冷やかし半分で尋ねると「だって、他に知ってるひとがいないんだもん」と揃って笑い出した。何がしかの質問を浴びせると、2人は議論を開始し、一緒に答えを見つけ出していくという名コンビぶり。ここにダイジェストを掲載しましょう。
 






本作が映画デビューになるギョーム・ソレルは、2人の女の子に出会い、揺れ動く青年の機微を好演。「この映画の面白いところは最後までどうなるかわからないってところ。小さなきっかけひとつで物事は変わるってことが描かれてるんだ」。ギョーム演じるアレックスに急激に惹かれていくのが心優しきシルヴィア。まもなく公開の「ロマンスX」で過激なセックスシーンに挑戦したキャロリーヌ・デュセイが打って変わって繊細な少女を演じる。「アレックスは一見、不良っぽいけど優しい感情を持っているの。彼女の気持ちはよくわかるわ。私もそういうタイプに弱いから」とのこと。キャロリーヌのコメントに間髪入れず、ギョーム・ソレルがこう付け加える。「アレックスは特殊なタイプじゃないよ。普段はワルぶってるけど女性と一緒だと不器用になってしまう。本当に何処にでもいる男だよ」
本篇はジャック・ドワイヨン監督の最新作。それぞれ「彼との仕事は女優にとって幸福そのもの」(キャロリーヌ)、「現場で固めていく分、俳優に自由を与えてくれる監督。その分、大変だけど充実した時間だったよ」(ギョーム)と満足げに語ってくれた。ちなみにもう一人の女の子は監督の愛娘、ルー・ドワイヨン。ギョームと最後に結ばれたのは果たしてどちらだったでしょう!?「すがりたい相手がその時によって変わったとしても責められないと思う。生きるってそういうことじゃないのかな。ラストではああなったけど、次の日にはもう一人とやり直すことになってるかも」と2人してうそぶいた。

執筆者

寺島まりこ

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第9回フランス映画祭2001横浜