『いきすだま〜生霊〜』の初日舞台挨拶はDOGGY BAGと三輪姉妹の掛け合い漫才的なトークで盛り上がる、楽しいものとなった。怖い映画本編とは違う顔を見せる出演者達。実際の現場もこんな感じではなかったのではなかろうか?集まったファンの方々も楽しげで、短いながらも充実した舞台挨拶となったようだ。
他に壇上に上がったのは他に監督の池田敏春さん、それと原作者のささやななえさん。お二人とも若い出演者のパワーに圧倒されながらも、それを微笑ましく見ているようでした。
映画は2001年6月23日より新宿東映パラス2ほか全国東映洋画系にてロードショーしています。








舞台挨拶のゲスト六人が壇上に上がると、客席からは黄色い声援が。何故か男性の声も混じっているようで・・・。
監督「二十年、映画をやっていますが、こういうお客さんに囲まれたのは始めてです。DOGGY BAGとやって良かったと思います」
といきなり笑いを取る池田敏春監督。若いゲストにのせられたのかも。対して、ささやななえこ先生は真面目なコメントを。
ささや「この作品は十四、五年前に描いた古いものです。最初は何で今さらと?と不思議に思いました。また、そんな昔の作品を現代でどう表現するのだろうと思っていましたら、携帯電話などを使用して上手く処理されていましたので、なるほどと思いました」
続いて出演者の四人へ、苦労した点などの質問がされまずは雄一さんが答ようとします。が、真面目に答えようとしてドモってしまい、明日美さんに突っ込まれていました。
雄一「けっこう俺早口なんで、ゆっくり話す努力をしました」
光次「演技全般ですね」
ひとみ「良二に夢の中で襲い掛かるシーンが寒くて苦労しました」
明日美「一人の芝居が多くて辛かったですね」
四人の中ではさすがにひとみさんは落ち着いてしました。
舞台挨拶中もそうですが、撮影中も雄一さんが大変騒がしかったようです。物まねをしたり、歌を一人で歌ったりと。大盛り上がりだったんですね、と言われると・・・、
雄一「いえ、小盛り上がりです」
池田監督、この四人を演出するのは大変だったんじゃないかと聞かれ、
監督「楽しかったですよ。彼ら、吸収が早いから、撮影を続けるうちに俳優の顔になっていきましたしね」
とDOGGY BAGを誉めると、客席から拍手と共に「え——————」という疑念の声が。来場のお客さんみんなさんで舞台挨拶を盛り上げているようでした。
最後に原作者のささやななえこ先生からちょっと怖いメッセージが・・・。
ささや「この作品の中には実話が入っています。二部構成になっていますので、どちらがそうなのか、考えてみてください」

執筆者

永見 憲宏

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