6月22日(金)渋谷のシネパレスで行われた『案山子KAKASHI』の鶴田法男監督と柴崎コウさんの舞台挨拶。そこでとんだハプニングが起きてしまった。なんと舞台挨拶が途中で中止となってしまったのだ。一体なぜ!?何が起きたのか?楽しい空気の場内が一転、虚しい空気に包まれた。翌日、他の劇場の舞台挨拶でも少し話題となった、その事件。その後に行われた囲み取材でも飾られたポスターが落ちたりと、何やら不気味な空気が・・・。「案山子」の呪い?いえ、全てマナーのひどく悪い、一般のお客さんのせいなのです。
それらを合わてせてお伝えします。








当日は劇場前にも張り紙がしてあり、入場の際や舞台挨拶中も注意の促しが何度もなされた。にもかかわらず、ルールは守られなかった。結果として、出演者ならびに楽しみにしていた多くのファンを落胆させる事態となってしまった。
6月22日(金)渋谷のシネパレスで行われた『案山子KAKASHI』の鶴田法男監督と柴崎コウさんの舞台挨拶。そこに「一般の方の撮影は禁止となっておりますので、控えていただきますか」という劇場側の声を無視して、一部のファンが堂々とカメラを構え続けた。挙句に声を荒げるなどの自分勝手な振る舞いを続けた。その為、やむを得ず舞台挨拶は、開始5分ほどで中止となってしまったのであった。大変に残念なことであります。

気を取り直しての囲み取材でも、飾ってあるポスターが突然落ちたりと、なんとなく不吉なムードが。呪いでも何でもなく、舞台挨拶の一件が後を引いているのだと思われた。
監督「柴崎さんは、バトルロワイヤルが完成していない時にお会いして、芯のしっかりした子で、これは素晴らしい女優だと思って、出演を決めました。ただ、困ったことに彼女有名になってしまいましたからね。演出的にはそれ、実は困るんです。」
柴崎「死んでまでも、相手を思えるかわかりませんが、自分を犠牲にしても何かしてあげたいという気持ちは、女の子なら誰でも持っている気持ちなので、そういうのを思い出しながら演じました。昔の自分の恋愛など思い出しながら」
『バトルロワイヤル』で演じた役と今回の役、どちらが性格的に近いかと訊かれ、
柴崎「うーん・・・『バトル』かもしれない」
監督「本当に凶暴なんだ(笑)」
話が進むにつれて、場もなごやみ平常の取材といったものになっていった。

翌日、今回の件が他の劇場などでも説明された。そしてファンの方々への節度を持った行動が求められた。今後はこのような事が起きないように願いたいものである。

執筆者

永見 憲宏

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