GWは「シベ超」で幕開けか!?幸先いいのか、悪いのか、どうにもよくわからないのだが、4月28日、銀座シネパトスで行われた「2001年春のシベ超祭り」は満員御礼。「シベ超1&2」に加え、マイク水野の記念すべき山下将軍デビュー作「落陽」と三本立ての同イベントでは、1時間余りものスペシャルトークショーも行われたのだった。ゲストはマイク水野は当然として出版プロデューサーの竹内義和、事前告知になかった伊集院光にシベ超1で佐伯大尉を熱演した西田和晃が飛び入り参加。現在、「シベ超3&4」のみならず、「好色5人女」の日本バージョンと世界バージョンを企画進行中のマイク水野。「好色〜」の世界バージョンの総指揮を「ブライアン・デ・パルマにお願いしたい」と息巻いたうえ、「アカデミー・オリジナル脚本賞を狙ってます」と宣誓。ここまで読んで当日行かなかったことを後悔したアナタ、過激トークの一部を紹介しようじゃあないの。






お待ちかね!「シベ超3」の製作がまもなく開始!日程は未定なるも、ファンならずとも気になるのが次作でしょう。「いやぁー、3の脚本はものすごいんですよ。大アクションロマンなんですよ」(マイク水野)。プロデューサーの発案により、舞台は旅客船に(けれど、タイトルは「シベ超」ママ)なり、山下将軍が現代に来てしまうという大ドンデン返しなお話らしい。これを聞いた一堂ボー然。「最近の映画って解説聞いちゃうと観なくても観た気がしちゃうじゃないですか。そこへ行くと水野さんの映画って観ないと絶対、わかんないですよねー」(伊集院)。これを聞いた一堂ナットク。
 パート3の脳内キャストは市川猿之助や菊之助ら若手歌舞伎役者。「女優さんは映画界から呼びたいんだな。出たいって人結構いるんですよ」。岩井志摩子が娼婦の役をやりたいと言えば、シナリオにないのにわざわざ作ってみたり…。一体、どんな作品になるのだろうか!?
トークショー中、「シベ超1」の秘話も出た。かの有名などう見ても止まっているように見える列車撮影の際、市川昆監督が現場に来ていたとか。
>>市川昆「水野君、列車動いてないじゃない」
>>水野「そうですね、どうしましょうか。……まぁ、しょうがないですね」
>>おわり。
「それは想像力で補完しましょうよ(笑)」という伊集院。「1の素材もCGを使えば簡単に動かせるんですよ」という水野。「動かしたいやつは動かせってことよ(笑)」という伊集院。「シベ超」ソフト発売のアイディアも出たがまじめな話、結構売れるのではなかろうか。
 




「シベ超」シリーズは既にパート6までシナリオがあがっていると言う監督。それだけではない。正統派ラブストーリーとして「好色5人女」の日本バージョン、世界バージョンの企画まで進行中なのだ。世界バージョンのロケ地はアメリカ2ヶ所、中国、インド、日本。「ここまで大作になると一人でやるのは大変ですから僕が日本バージョンを担当して、全体をブライアン・デ・パルマにみて欲しいんですね」(水野)。実現率はともかく、現在挙がっているキャストはアメリカでデンゼル・ワシントン、デミ・ムーア、中国でコン・リー、日本で鈴木京香だとか。マイク水野は本作でアカデミー・オリジナル脚本賞の受賞を狙っているという。既にスピーチまで考えているそうで、当日会場を訪れた観客にはこれを聞けるまたとないチャンスに見舞われたのだった。

執筆者

寺島まりこ

関連記事&リンク

作品紹介「シベ超2」
水野晴郎のエンターテイメントTV「シベ超速報」放送中
『シベリア超特急2』
「シベリア超特急2」クイズ
「シベ超」2種類のビデオを発売
「シベリア超特急2」前夜祭決定!
『シベリア超特急3』製作始動か!
『シベリア超特急3』製作開始イベント開催!