竹中直人・第4回監督作品「連弾」が31日、渋谷シネパレスほかで初日を迎えました。当日は主演の天海祐希、子役の簑輪裕太、富貴塚桂香、そして悔しくも急病のため欠席になってしまった竹中監督に変わり、ボン鹿家が登場。「天海さんはスバらしいよ。スケールがあるよ。日本には中々いない女優さんだね」と誉めまくるはいいけど、彼の口から出ると信憑性にかけるような気がしてしまうのはどうしてなのでしょう?本編の撮影中、スナック ボンにお邪魔して及川光博(映画にも出ています)の「クレイジー・ア・ゴーゴー」を熱唱したという天海さん。ボケまくる鹿家氏を尻目に「撮影中?おんなじですよ。こんな感じでした」。






「連弾」は妻の不倫をきっかけにバラバラになっていく家庭を、竹中直人ならではのコミカルな視点で描いた作品。本編で夫婦を演じた竹中—天海カップルですが「5年間のラブコールの末、今回出演できたんです」(天海)。現場は役者兼の監督だからなのか、どうか、キャストが一番テンションの高い時にカメラを回してくれる、アドバイスも適確、演出は繊細にして丁寧、と絶賛。「自信作になりました。たくさんの方に観て欲しい」(天海)。
2人の子供を演じるのが“Olive”ほか、モデル出身の富貴塚桂香、“森永製菓おっとっと”のCMでもお馴染み簑輪裕太。竹中監督の旧知というボン鹿家は出てないくせに、内部事情にやたらと詳しく「(桂香ちゃんは)地方の新聞広告の顔を見て、出演を依頼した」など裏話をじゃんじゃか披露。“なんで、俺がここにいるのかな”気分もボケと笑いで吹っ飛ばし、「西国分寺から高の台に引っ越してさ、スナック ボンってのやってるからさ、来てくれよ。なんちゃって」(ボン鹿家)。

執筆者

寺島まりこ

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