殺されても、殺されても、再生する美少女、富江が帰ってくる!!伊藤潤二原作「富江」の劇場公開第3弾「富江re−birth」が3月24日から新宿ジョイシネマでレイトロードショーになる。去る2月16日には完成試写ならびに清水崇監督以下、富江役の酒井美紀、妻夫木聡、遠藤久美子、黄川田将也、忍成修吾が舞台挨拶。「ホラー映画は大嫌いなのでまさか自分が出るなんて思わなかった」と語る酒井美紀をはじめ、キャストはアンチ・ホラーが集結した!?「怖さを楽しんで表現できるように、アドバイスは大変でしたがうまくいきましたね」(清水監督)。「呪怨」(99年)の演出でも名高い清水崇、どんな富江ワールドが待っているのか!!








「台本頂いてびくびくしていたんですけど、撮影そのものは怖いことはなくて、楽しかった(笑)。初めて試写を観た時は緊張と恐怖でびくびく(笑)。どちらかというと反省点のほうが多かったんですけど」(酒井美紀)。人間ではない、でも人間の形をしている、色々な勘定を持っている——富江という存在を理解するのが難しかったと言う酒井。始めは、つまずきっ放しだったとか。共演の妻夫木聡も同様。「ホラーは初めてだったんですけど、普段ならありえないことだらけじゃないですか。そういう演技をするのは困難で、監督に絞られました」。遠藤久美子も初体験組。「今までと違う役柄で自分でもびっくりしています。ちょっと違うなと感じてくれると嬉しい」。
キャストの中にホラーを一度も観たことがない人もいたと言う清水監督。「ホラーを観たことがない観客でも(『富江re−birth』は)ホラーだけじゃないんだ、って感じてもらえるような仕上がりになったと思います。富江が男を翻弄したのと同じように、観客が映画自体に翻弄されてくれれば嬉しい」。

執筆者

寺島まりこ

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作品紹介
『富江 re-birth』初日舞台挨拶決定!