「仮面ライダークウガHD特別版発売記念イベント」が新宿にて開催されました。
久しぶりの仮面ライダーとして登場した「仮面ライダークウガ」、放映前はあやぶむ声もありましたが、蓋と開けてみれば、謎が謎を呼ぶ展開、五代&一条コンビ、グロンギ語等など話題沸騰の大人気、最終回が来ない事を願った大人&ちびっこも多かった事でしょう。
そのクウガが「HD特別版」で帰って来ます。元々ハイビジョンで撮影されたクウガですが、放映時はその威力を発揮出来ませんでした。今回は、EPISODE1、2を題材に、石田秀範監督が未公開シーン、新たなカットや特殊効果も加えて再編集。画面のクオリティのみならず、ホラー風味や戦闘シーンの迫力もパワーアップした映像となりました。
(撮影:中野昭次)










上映も高画質を充分に再現する為にDLP方式で行い、大画面で鮮やかに甦ったクウガに関係者が涙するシーンも。参加者の鑑賞後の感想も「良く出来ている」、「見応えがあった」と満足げなものが多く、強く映画化を望む高寺プロデューサーはじめスタッフ、ファンも充分な手ごたえを掴めた様子でした。このイベントへの応募者は600名の定員に何と3万人、まだまだ熱いクウガ人気の高さを裏付けました。集まったのは家族連れの他、五代&一条人気か若い女の子も多かったようです。

イベントではHD特別版の他、桜子がライジング・マイティキックを披露する、ファンなら絶対見たかった幻の「EPISODE50乙彼」も上映されたのです。思いがけないプレゼントに皆大喜び、会場限定グッズともども「ここだけ!!」のお得感。主演者のトークショーにはオダキリジョー(五代雄介)、葛山信吾(一条薫)、村田和美(沢渡桜子)、大塚よしたか(椿秀一)、葵若菜(五代みのり)、七森美江(バラのタトゥの女)の他、飛び入りゲストとして浦井健治(ン・ダグバ・ゼバ)、竹島由夏(夏目実加)、井上高志(神崎昭二)、セルジュ・ヴァシロフ(ジャン・ミッシェル・ソレル)、飯島美穂(メ・ガリマ・バ)、野上彰(ズ・ザイン・ダ)も登場。皆で揃って、親指をぐっとあげる五代お得意のポーズで決めるサービスも。

五代ことオダギリショー君が金髪、そして一条こと葛山さんが短髪で登場すると、場内の沢山の女の子から悲鳴が上がりました。特に一条さんのサラサラヘア、好きだった人は多かった事でしょう。オダギリ君は一条ファンの多さにすねるふり、葛山さんが慰めるように視線を合わすと、また「キャー」、それからも二人が視線を合わせるたびに、ピンクハウス系のファッションの女の子達から「キャー、キャー」の声。
トークショーの時に二人の間に座った村田さん、とてもやりにくそうでした。HD版ではそういうファンのニーズに答え、五代の肩に一条が頭を預けて眠るシーンが長くなっています。トークの舞台上は、オダギリ君が仕切って盛り上げてくれました。一人一人がコメントをするというより、雑談と笑いのトーク、ファンには、こういう気取らない出演者の顔が見られたのも、うれしかったかもしれません。
オダギリ君が新しい映像で気に入った所は「ベルトが身体に入る時、煙が付け加えられていた所」だそうです。インターネットで募集したファンからの質問にも答えてくれ「印象に残るEPISODEやシーンは?」の問いには大塚さんは「19話」、オダギリ君は「1話、エレベータの前で一条と争うシーン」、葛山さんは「1,2話と19,20話」、村田さんは「48話、海に沈んでいくシーン」等、やはり自分の初登場や最後の回を揚げる方が多かったです。そしてセリフの再現コーナーもあり一条の「五代、今どこだ?」五代の「わかりました」、桜子のしんみりするセリフ、椿さんは立ち上がり芝居までしてくれました。村田さんはグロンギ語のセリフを思い出すのにひと苦労、でもこれは仕方ありませんね。このトークショーの模様はDVDに特典として収録予定だそうです。

最後に高寺プロデューサーも皆にうながされて壇上に上がり、映画化実現に向けて頑張る事を、を、あらためて誓ってくれました。気長に待って欲しいという事でしたので、皆さん、ビデオやDVDを見て待ちましょう。

執筆者

鈴木奈美子

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